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2007年10月23日
SVP20074日目
SVPも4日目最終日(このエントリーは帰国してから書いてます)。
朝からいくつかの恐竜に関する発表を聞く。興味深いものも多いが、今ひとつ内容をつかめないものもある(もちろん、僕の英語力にも多いに問題がある)。言葉がいまひとつ分からなくても、主張が明解な発表はなんとなく理解できる。
セッションの休憩時間に廊下へ出ると、あのロバート・バッカー氏が床に座ってレクチャーを開催中。
内容はパキケファロサウルスについてらしい。ドラゴレックスの頭骨レプリカを携える氏はシャーマンのようだ。
ホテルの部屋からの眺望。オースティンは、意外と高い建物が少ない。
午後のポスターセッションで見かけたポスター発表にびっくり。どこかで見た絵が!どうやらサイトからダウンロードしたらしい。本人とも話をしたのだけど、本当に僕の復元画を気に入ってくれたということ。嬉しいことである。次からは連絡くれれば、使ってもらっていいよと伝えて、名刺を渡してきた。
この日は夜からアウォードバンケット。各種賞の発表とともに夕食を楽しむ晩餐会である。徳川君とともに、アーティスト仲間のテーブルに御邪魔させてもらって楽しいひとときを過ごす。でも、英語の出来なさ加減には呆れる。勉強しなくては。
毎年、もっとも注目しているのが、アーティスト対象のラッツェンドルフ賞である。今年もエントリーはしたのだけど、結果を見るととても賞を取れる作品でなかったことがはっきりわかる。SVPは学会ということもあり、科学の社会的貢献や普及などを強く意識していることがわかる。そのため、アーティストも公的な仕事を受けて制作していることが、一つの選考基準になっているようだ。今年、絵画部門で賞をもらったWalters & kissingerのコンビは、カーネギー博物館のために制作した壁画が評価されたものだった。出品のための敷居は非常に低いのだけど、選ばれるためにはかなり大きく公的な仕事をしている必要があるのかもしれない。
晩餐会の後は、打ち上げのパーティー。夜中まで大騒ぎなのだけど、次の日の飛行機が早いこともあって、早々に退散。それでも部屋に戻ったのは、午前1時前だったのでした。
投稿者 corvo : 2007年10月23日 22:17