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2007年8月16日
8月14日K4GP5時間耐久レース
やっと草レース当日の話。この日は午前2時30分には自宅を出なくてはいけなかったので、起きたのは2時。いつもならまだ起きているか、そろそろ寝ようかという時間である。寝たのが11時頃だったので、およそ3時間ほどの睡眠だった。普段6時間から7時間は寝ないと駄目な僕としては、驚異的に短い睡眠時間。でも、遊びとなると起きられるものである。
集合場所であるガレージサンクには、無事時間通りに到着。そのまま自分の車でサーキットまで行くのかと思っていたら、お店の車に同乗させてもらえるということで、とても助かった。午前4時に出発。途中、渋滞もなく富士スピードウェイに到着。
まだ、太陽が顔をだしたばかり。雲が多いが、すでに空気はじっとり暑い。積載車から降ろされた、今日一日つきあってもらうルノートゥインゴ。
すぐに、指定のピットへ移動。まだピットロードは閑散としている。
ピット内はいたってアットホーム。ライセンスを受け取ったり、ピット内の設営の手伝いをしたり、朝食をすませたりと、時間が過ぎていく。まったく初めてのコースなので、どうやって走ればいいのか全くイメージ出来ない。
トゥインゴの運転席。走行中、どれほどの温度になるのか、予想がつかない。きっとすごいことになるのだろうと、この段階では勝手に妄想していたのである。
そうこうしているうちに、午前8時から9時までの練習走行の時間が迫って来た。すぐに準備ができるのが僕だけということで、慌ただしく着替えて準備をし何の心構えもないままコースイン。回転数は5000までというチーム監督の指示にしたがって走らせるが非常に遅い。車に対してコース幅も広いので、どのラインを走っていいのかさっぱり分からない。アウトラップとインラップを含めて4周。3分14秒という、ものすごく遅いタイムで練習終了。今回の耐久レースはエコランでなので、使用出来るガソリンの量が決まっており、常に全開で走行することはできない。きちんとレブを守って淡々と走るしかないと思っていたのだけど、いざ本番が始まってしまうと、まったくイメージしていたものとは違う展開が待っていたのである。
レーススタートは正午から。太陽が高く上り、ぐんぐんと気温が上がってくる。朝、走った感じでは車の中は思っていたほど暑くない。5時間を5人で走るという事で、一人の担当が1時間。周回数にして、およそ18周ほど。メンバーに一人、某車雑誌の編集者がいて、この方がとても速くレブを守って走っても、3分を切るほどのラップタイム。車の性能を考えると驚異的に速い。僕がレブを守って出したベストが3分8秒。他のメンバーのベストも3分5秒から7秒といったところ。優勝を狙っているチームは、およそ2分30秒ぐらいで走るので、最初から勝負にならないのは分かっていた。走行中、何度周回遅れにされたことか。常にタコメーターと、ミラーを確認して走る事に。ほとんど前を見る時間はなかったかも。レブを守って走る事は、思っていた以上に難しい。素人の僕が完璧にできるはずもなく、最初の頃は焦ってギアミスをしたり、まわしすぎたり、走っていて情けなくなるほどの迷走ぶりだった。運転中は窓を開けていたので、それほど暑いということもなく、1時間走っても体力的にも問題なくて、もう1時間ぐらい走っていたい気分だった。ピットに戻って来てからも、「随分涼しい顔しているね」と口々に言われた。きっと、遅くて大して仕事をしてなかったからでしょう。
本当は3速のところを、間違えて5速入れてしまい、まったく回転数があがってこないエンジンに、「まさか壊した!?」とどきどきしてしまったり。でも、車を壊す事なく、ぶつけることなく、無事に次のドライバーへバトンを渡す事が出来たので一安心。しかし、エコランだとばかり思っていたら、勝ちに来ているチームはがんがん飛ばしてくる。車自体が軽いから燃費にも優しいのだろう。トゥインゴはレブを守っては走ったせいか、予想していたよりもずっと燃料の消費が少なかった。後になってみると、もっと回せた可能性があったかもしれない。残念。最後のドライバーはレブの制限が外れて、3分を切るラップタイムを連発して、最終的には73台中40位という結果だった。
排気量の小さい、往年の名車たちを見る事が出来たのは収穫だった。元気にばりばり走ってました。
これは、ドライバー交代の様子。4点式シートベルトに、フルバケットシートなので、乗り降りに時間がかかる。大体40秒ほどで送り出す。ピットロードは60キロの制限速度が設定されていて、1キロでもオーバーすると5000円の罰金。僕はというと、イエローフラッグ時に追い越しをしてしまい、ペナルティを喰らってしまった。こちらは安くて500円。罰金は、新潟中越沖地震の義援金として使われるという事であった。こんなところで、思いがけず貢献してしまった。
この日の全ての日程が終わって、帰るところ。非常に充実した楽しい一日だった。誘ってくださったサンクさんには感謝です。しかも車まで用意してもらって。個人でこのレースに出ようと思ったら、金銭的な負担だけでも馬鹿にならない。でも、ほんとうに面白いイベントだった。来年も是非出たいなあ。とにもかくにも、このチームは事故もなく故障もなく、けが人も出ず、みんな笑顔でサーキットを後に出来たのが最高でした。
たくさんの台数が出場するので、見るだけでも面白いかも。来年は友人たちと遊びにいけると、もっと楽しいかも。皆さんも是非。
投稿者 corvo : 2007年8月16日 23:40