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2007年5月10日
絵本『(仮)アパトサウルス』33
森の中でステゴサウルスと邂逅するシーンが完成。不意の出会いに、ステゴサウルスは少し興奮気味である。
もう少し描写するところと、そうでないところのメリハリをつけようと思っていたのだけど、筆が走ってしまい予定よりも描き込んでしまった。
若いアパトサウルスに気がつき、牽制するように視線を送っている。
「兄ちゃん若いでよう知らんかもしらんけどな、この辺りはわしらステゴサウルスのシマやで気をつけたほうがええで。若いやつは見境なく尾の先のドス振り回すさかいなあ。」といった感じかな。擬人化することはあまり好きではないのだけど、たまに遊びでこんなことも考えてみる。
今自分がどういった状況にあるか理解できていないアパトサウルス。
全体に森の中にとけこむカラーリングながら、しっかりと自己主張している背中の皮骨板。
昼間は担当編集者と自宅仕事場にて最終打ち合わせ。進捗は当初の予定より若干遅れ気味である。表紙と扉のラフが決定。こういったことは相談しながら進めたほうがよい。本文中の迷っていたシーンも、おおよその構図を決定することができた。ラフスケッチの段階のものがどうしても気に入らず随分考えていたのだけど、これですっきり。
まだまだ厳しい状況ですが、明確に出来上がりのビジョンに近づいています。
投稿者 corvo : 2007年5月10日 00:01