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2007年4月19日
絵本『(仮)アパトサウルス』19
久しぶりに暖かな1日。天気がいいと筆も走る。良い緊張感を保って制作にあたっていたときに、電話のベル(正確には電子音)が鳴る。受話器の向こうで声は言う「今日、例のブツを引き渡せ」と。もちろん出来ているが、指定された場所まで「ブツ」を持って行かなくてはならない。できるだけ怪しまれずに受け渡しをしたいので、駅前の喧噪を利用する事になった。駅まで車で向かう。男は指定された場所に、不安げにたたずんでいた。5分ほど待たせてしまったか。黒いケースを2つもっている。聞いていないぞ。どちらを使うんだ!?渡す「ブツ」は1点だけのはずだ。男は言う「先日、お借りしたものを、お返しに上がりました」。空のケースを1つ受け取り、もう1つのケースへ「ブツ」を素早く滑り込ませる。雨でなくてよかった。晴れた空に感謝する。
といった具合に、今日「食餌シーン」の原画を無事納品したのである。
新しいシーンに取りかかっている。
黄昏れた空に浮かび上がるシルエット。アパトサウルスの描き込みが残ってしまったが、もうすぐ完成。明日は非常勤講師の日なので早く寝よう。
投稿者 corvo : 2007年4月19日 23:17