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2007年4月18日
絵本『(仮)アパトサウルス』17
ようやく骨格図が完成。ここから加速度をつけていきたい。
サイズは350x965mm。アルシュ紙にアクリル、ペン。
頭骨から頸椎まで。頸椎は複雑な形をしており、軽量化のため薄い骨で構成されている。巧みな構造で強度を保っている。僕の好きな部位のひとつ。難しいのだけど、描いていて楽しい。
さらに頸椎のディテール。
胴体を中心とした部分。肋骨が後ろへいくに従って広がっていき、幅広い骨盤へと自然なつながりを見せる。一方肩幅は極端に狭い。上から見ると水滴のようなフォルムである。この辺りを再現されていない骨格図や復元画が多い。
肩甲烏口骨の位置には、いつも悩む。いまだに確実と言える答えに出会えないでいる。
骨格図ではあるのだけど、足跡を描いてみた。前肢と後肢はかなり接近するが、ほ乳類のように重なったり、オーバーハングすることはない。
この骨格図は復元するときの参考にしてもらって構いません。この上に直接、肉付けすることにチャレンジしてみるのもよいと思います。どんどん活用してください。
ここにアップしている画像は小さいので、是非、絵本が出版されたとき買っていただけると嬉しいです。
投稿者 corvo : 2007年4月18日 01:15