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2007年3月 7日

硫黄島からの手紙

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預金出納帳の記入が終わりました。全体としては、まだ半分ぐらい残っていますが、応援よろしくお願いします。
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以前のエントリーにちらっと書いたのだけど、先週の木曜日、映画の日を利用して「硫黄島からの手紙」を観てきた。
非常にシンプルな映画である。戦闘シーンの描写には容赦がない。きわめて乾いた視点で描かれている。戦争で死んでいくことは悲劇でしかないことは自明の理であるが、どんな戦争にも「名誉の戦死」などあるわけがない。
硫黄島では多くの若い世代が犠牲になった。今、存命であれば70代、80代の好々爺になって、孫との生活を楽しんでいただろう。僕たちの世代にも多くのことを教えてくれたかもしれない。そんな人たちを、死に追いやってしまった戦争であったことは間違いない。
硫黄島での状況は、僕自身は組織に身を置いたことがないので想像するしかないのだけど、そこに「死」がないだけで今の日本の会社や役所、さらには社会の抱える問題と大差ないのではないだろうか。これ以上、戦争をすることが馬鹿げていると知りながら、本土を守るには硫黄島を死守しなくてはならないという論理的な結論のために、最善策をとり必死に戦った兵士たちに同情を禁じ得ない。当時の日本は大局的に最善策をとらず、そのゆがみを硫黄島という局所が引き受けて多くの人間が最善を尽くして死んでいったのである。
今の日本もそこかしこで、同じ事をしているように思えてならない。

うまくまとめられなかったので、また書くかもしれません。
源泉徴収票を整理して、これは戦費調達のために制度化されたものなのだよなあと思いながら、帳簿をちまちまと作成しています。

投稿者 corvo : 2007年3月 7日 22:59