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2006年11月 5日
Saichania scene 03
サイカニアのエスキースが完成。料理番組のプロセスのような展開だが、制作にはそれなりの時間がかかっているのである。
シダに覆われた森に流れる一筋の小川。その岸を歩いていた大人のサイカニアに、まだ若いタルボサウルスが近づいていくシーン。捕食しようというよりも、興味にかられて近づいてしまった感じだろうか。ラル大尉に「うかつな奴」と叱責されてしまいそうな行動である。興奮したサイカニアの尾の一撃を食らったら、軽い怪我ではすまないだろう。
サイカニアの頭部。頭頂部の装甲のような凸凹と、大きく張り出した角が特徴的である。嘴も大きくシャベルのような形態をしているが、歯は非常に貧弱である。何を主食にしていたのかは、はっきりと分かっていない。大きく膨らんだ腹部の特徴から、長大な消化管を体内に収めていたことは間違いないだろう。
若いタルボサウルスの頭部。威嚇するわけでもなく、すこし口を開けてサイカニアの動きを窺っている。歯は外からはほとんど見えない。
背中から脇腹にかけて並ぶ、美しい装甲。ひとつひとつを見ても、単純な形ではなく、うねるようなデザインである。まさに北斎の波のようだ。
今日使った鉛筆たち。寝る前に、全て削っておかなくては。鉛筆削りは使わずに、全て手で削ります。
このペースでがんがん描いていきます。応援よろしくお願いします。
投稿者 corvo : 2006年11月 5日 01:45