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2006年11月 6日

Psittacosaurus scene 03

エスキースが完成。でも、彩色の過程で変更を加えていくことになるだろう。幼体のプシッタコサウルスの位置などは、まだ決定ではない。もう少し動きを持たせていきたい。
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中生代哺乳類の中では、レペノマムスは破格の大きさである。中生代の哺乳類たちが、恐竜の影に隠れて小さくなって生きていたなどということは決してなかった。生態系に圧倒的な勝者は存在しない。そんなことになったら、生態系は破壊されてしまう。しかし、人間は例外的にそんな存在なのかもしれない。
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生体のプシッタコサウルスの頭部。鋭い嘴と、頬の突起が特徴的である。大きさは1.8mほどと可愛いが、ペットにするのは厳しいだろう。怒らせるのはやめておこう。
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捕えた幼体を引きずりながら、退散しようとしている。歯も鋭く、顎にも強く大きい筋肉が付いている。全長は1mに達する、現代であってもかなり大きな哺乳類だろう。これもペットにするのはよそう。
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地面との接点は、絵画の中でも重要な点である。ここがきちんと描けていないと、どんないディテールを描き込んでも意味がない。もっとも気を使う部分の一つである。

昨日、久しぶりに友人から連絡があったのだけど、手術を受けなくてはならないらしい。治療すればきちんと治るということなのだけど、しばらく心が落ち着かなかった。描くペースが鈍ってしまった。身体と精神に大きく依存する表現活動においては、些細な心のざわめき大きな影響を与えてしまう。ある程度、コントロールは出来るのだけど、制作に集中していて自分が開いているときほど、ちょっとしたことでもダメージが大きい。
友人には病気を乗り切って、早く元気になってもらいたい。ただ治療が成功することを、祈るばかりである。

SVPでも会っていた復元造型作家のTylerからメールが来た。ネット上で見ることが出来る、復元模型の制作プロセスのURLを送ってくれたのである。それがこちらTiktaalikという、極めて両生類に近い魚類の復元模型の制作過程である。今年、Nature誌に掲載されて、見たことがある人も多いのではないだろうか。いい仕事してます。実物の模型は、SVPのオープニングレセプションで見ることが出来たが、素晴らしい出来映えであった。

今週はさらにペースを上げつつも、他にも描かなくてはいけないものがあるのである。厳しい。
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投稿者 corvo : 2006年11月 6日 23:29