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2006年11月30日

Oviraptor scene 02

オヴィラプトルの完成したエスキース。
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飛べなかった彼らに、小さいとはいえこれほど完成度の高い翼があったかどうか分からないが、現代的な翼のデザインにしてみた。風切羽根は左右対称形である。
頭部の復元はヒクイドリを参考にしている。肌のテクスチャーも、それに準ずる予定である。この巣が植物の上に作られたものなのか、土の上に作られたものなのか、いまだ決めかねているところ。
あまり背景は描かずに、あっさりと仕上げる予定。羽毛は毛筋を一本一本描くので、それなりの作業量だろう。でも、鱗を描くよりは楽だ。
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頭部ディテール。
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翼のディテール。ちょっと現代的すぎるかな。
恐竜と植物という画題は、まさに花鳥画であると思っている。なので単体白バックで描くよりも、背景も併せて描く方が好きだし、とても楽しいのである。
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続けてアップです。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 20:48

Oviraptor scene 01

今日はオヴィラプトルのエスキースを制作。ラフのイメージがいい感じで出来ていたので、一段階飛ばしていきなりアルシュに描き始める。
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飛べないが翼を持った生物ということで、鳥の資料を並べての制作。
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これがラフ。ものすごく簡単なスケッチ。イメージさえ固まっていれば、これで大丈夫。
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翼が気になるので、翼から描き始める。中心からでなく、端のほうから描くのもけっこう好き。
卵を守るオヴィラプトルを、俯瞰の構図で描写。大きさからいっても、人間が側に立って見たときの角度に近いはずである。でも、鋭い爪や嘴があるので、できれば近づきたくないです。足も速そう。
エスキースは完成しているので、後ほどアップします。
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今日は寒いです。冷たい雨でした。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 18:36

2006年11月29日

pachycephalosaurus scene 08

今日も朝からパキケファロサウルス。おおよそ完成。最後の仕上げは、しばらく寝かせて熟成してから、というのは嘘で、急ぐと雑になるので少し時間をおいておくことにする。また、夜になってしまうと、色が分からなくなるので昼間の作業でフィニッシュまで持って行きたい。
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デジカメで撮影したものなのだけど、ちょっと露出オーバー気味。実際よりも若干明るめ。
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この段階でも、パレットの色は地味である。植物を描くために、緑系が入ったぐらいで、茶系が中心であることに変わりはない。複雑に色を組み合わせることで、豊かな空間を構築することができる。
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植物の描き込みがもう少し足らないかな。地面も大雑把なままなので、もう少し手を入れたい。
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頭突きをするもう一頭。軟らかい腹が押し付けられて、頭頂部がめり込んでいる。勢い良く頭突きをしたのではなく、儀式的に押しているイメージ。
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俯瞰してみると、パキケファロサウルスの不思議なフォルムがよくわかる。極端に横幅のある胴体。骨盤の後ろの膨らみが特徴的である。模様をどうするかは思案中。もともと地味なほうが好きです。
これから描いてく、この図鑑のための生態復元画の技術的な基準が出来た。もっと改良していきたい部分もあるので、全てが完成する頃には、今よりももっと良いものになっているだろう(予定)。
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これからどんどん制作していくので、応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:00

2006年11月28日

Pachycephalosaurus scene 07

昨日のグループ展に大いに刺激を受けて、集中して制作。
でも、なかなか完成しない。
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相変わらず、色数をおさえたパレット。茶系が並ぶ。
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これは昼間の状態。手を入れやすくするために、画面を立てて制作。
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これが、現時点での状態。今日はひたすら鱗を描いている。鱗を描くときは機械的に進めるのではなく、光の方向と立体感を念頭におきながら、ひとつずつ描写していくしかない。
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この辺りは昼間からあまり進んでいない。
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もう一頭の頭部はなかり進んだ。
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地面と足の関係は重要である。ここの関係が上手く描写できないと、全ての要素がぐらついてしまう。この段階ではまだ不十分だが、完成に至までにはしっかり描き込まなくてはいけない。
今日中に仕上げたかったのだけど、それはとても無理。身体の疲れもとらないと、かなり厳しくなってきた。

今日、ミヤモトさんのblogで面白いものを発見。「予想外」。これは笑えます。
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ここのところランキング好調です。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:50

2006年11月27日

Dreams Gateー玉神輝美・長野剛・影山徹展

今日は午後から都内へ出かけた。まず飯田橋で、茨城に住んでいた頃、お世話になっていた方の個展に伺う。お会いするのは4年ぶりかな。今も変わらず精力的に制作されている。
福田玲子個展
2006年11月24日(金)〜29日(水)まで。ギャラリー52にて。

その後、科博の新宿分館で打ち合わせ。ものすごくタイトなスケジュールの仕事の依頼。これまでも何度か博物館の仕事に関わってきたが、いつも国立科学博物館の仕事はタイトである。もっとも時間とお金をかけて準備するべき博物館のひとつだと思うのだけど、真逆の状況になっている。無理をしてでも、間に合わせるつもりではあるが、現在進行形の仕事への影響が心配である。

そして、今日一番の目的であるグループ展「Dreams Gate」のオープニングパーティーへ参加してきた。
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友人でもあるイラストレーターの玉神輝美さん、長野剛さん、影山徹さんのグループ展である。あまり大きくない会場だったが、原画を中心に展示されていて、その精緻なマチエールを堪能することができる。印刷媒体で活躍する三人だが、原画のクオリティの高さも特筆すべきものがある。実に美しい。素晴らしい完成度である。見習わなければ。大いに刺激を受けることができた展覧会だった。
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11月27日(月)〜12月2日(土)まで。Gallery華音留にて。お勧めです。
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投稿者 corvo : 23:59

「水からの伝言」まとめ2

前回、『「水からの伝言」まとめ』としたのだけど、まだ消化不良の部分もあり、まとめと言えるほどのものではなかった。とはいえ、今回もまとめられる自信はない。そもそも、簡単にまとまるようなものではないのだけど、今回の一連の流れの中で、僕が最もショックだったのは、このblogの記事をきっかけに「水からの伝言(以下、水伝)」を道徳の授業に使ってみたいという教師が出てきてしまったことである。
これは予想外であった(”軟らか銀行”じゃないけど)。「水伝」を学校教材で使うことは絶対に避けるべきであるという、警鐘を鳴らす意図で書いたものだったのに、「どうすれば学校で使えるか」というアイデアまで出てきてしまった。
しかし、どうやっても使いようはないのである。

「傷つけるような言葉を止めさせればいじめも自殺もなくなる」ということは、一面的には言えるかもしれないが、必ずそうなるとは言えない。人間同士が関係を持って生きていく以上、傷つけ合わずに済むことは決してない。もし、そんなことはないと言う人がいるとしたら、それは摩擦を忌避して問題を先送りにしているだけである。もちろん傷つけ合わなければ、関係を築けないわけではないけど、人間関係の中には誤解や行き過ぎなどで、傷ついてしまうことは多々ある。そんな時、どうやって関係を修復するか。新たな関係を築くにはどうすればよいか。そこを考えていく方が教育上、重要な部分であると思う。そうやって困難な場面を解決することで、人としての経験値を上げていくのではないだろうか。

良い言葉(綺麗な言葉)、悪い言葉(汚い言葉)とはなんだろうか。「水伝」では良い言葉の代表として「ありがとう」、悪い言葉の代表として「ばかやろう」を上げているが、単語だけ見てそれを定義づけることは不可能である。
単語に良い、悪いも、綺麗、汚いもない。これは色についても言える。
今、僕が描いている復元画で使用している色は、ほとんどが土性系の顔料をもとにしている。平たく言えば茶系である。制作中のエントリーの画像を見てもらうと分かるのだけど、単色やパレット上の混色された絵の具は、単独で見るとあまり綺麗とは言えない色だろう。毎朝見る、うんこの色とそう変わらないかもしれない。
しかし、これがひとたび絵の中に配置されると、それぞれの色が意味を帯びて、絵画空間を形成していくことになる。文章もまったく同じである。言葉を単独で選んで、それが綺麗だの汚いだの決めることは、決して出来ないのである。もし、決められると言うなら、それは極めて傲慢な考え方だ。
言葉をそんな風に定義してしまう「水伝」が、道徳教育に適しているはずがない。物語としても、まったく破綻してしまっている。
言葉遣いが悪いから駄目な子だ、言葉遣いがいいから良い子だ、これってものすごく乱暴な考え方ではないだろうか。少々口が悪くても、立派な人格で愛すべき人物は、少なからずいる。僕が昔からお世話になっている宮大工の棟梁が、まさにそんな人である。よく何度も「ばっかやろう」と言われたものだ。
僕の体内の水は、そうとう駄目になっているな。

今回の一件で出会った「水伝」関係のサイトをまとめて上げておこうと思う。
科学的な側面からのサジェスチョン。
「水からの伝言」を信じないでください
kikulog
水商売ウォッチング

学校でお子さんが授業を受けてきて、その対応に苦労された方の手記。
水は答えを知りません

さらに深みにはまりたい方はこちらへ
「水からの伝言」関連リンク集-選定版

僕のエントリーをきっかけに、友人が書いたblogのエントリー
『水からの伝言』の是非(芸術的イエローカード)

いじめ問題に対するひとつの解答
孟母三遷(しましまえんで)
緊急提言!いじめ対策への新しい視点(芸術的イエローカード)

これらを読んでも、まだ授業で使いたいという教師はいるのだろうか。
こんなblogのように、学校不要論や教師不要論を声だかに叫ぶ人間も出てきていて、それも致し方ないかなと思えるような現状なのかもしれないが、教育とは国家にとって最も重要なものであり、学校や教師が子供たちの教育に大きな役割を担っていることは間違いない。
だからお願いです。「水伝」を授業で使わないでください。アンクルディノさん、絶対に駄目です。

前回のアイスストーンさんのコメントで面白いものがあったので、ビジュアル化してみました。
『善悪の区別とレッテル貼りは違います。今回の件は音楽に限定されているようですが、偏狭な知識で職業や人格に貴賎や差別を作るような教育が氾濫してない事を祈ります。例えば「骨とかカラスとか黒猫とか好きな人は黒魔術をやっているに違いないから近づくな」とか(corvoさんオチに使ってスミマセン:笑)』
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骨がたまらなく好きで、いくつかコレクションしており、
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カラスはこのblogやスタジオの名前にするほど敬愛しており(この剥製は死体を拾ってきて作ってもらったもの)、
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黒猫が飼いたくてわざわざネットの里親募集で探し、毎日地下室で制作している怪しい人間です。
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毎日遅くなってしまってます。もう寝ます。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 03:45

2006年11月26日

Pachycephalosaurus scene 06

今日はパキケファロサウルスの続き。
セピアのカラーインクで陰影をつけ、ローシェンナを一層塗った状態から始める。まずは明るい部分をホワイトとイエローオーカを使って描き起こしていく。非常に伝統的な西洋画の技法である。
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手前から、チタニウムホワイト、イエローオーカ、ローアンバー。
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描き進めるにいれて、色数を増やしていく。土性系の色が中心になる。ローシェンナ、バーントシェンナなど。これだけでもぐっと色が豊かになる。
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作業場所はこんな感じ。右側に画材、写真には写っていないが左側に資料を広げている。
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現状、こんな段階である。頭がめり込んだ腹が描き所。柔らかさと弾力、生物の持つ暖かさと重さ、臭いまで表現したいと思う。
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頭部のディテール。まだ最終的な仕上げの段階ではないが、いい感じで進んでいる。
まだ少し先だけど、完成に近づいていくのは楽しい。でも、これから時間との勝負になっていきます。
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投稿者 corvo : 23:58

Pachycephalosaurus scene 05

エオラプトルの復元画と同時に、パキケファロサウルスの制作も進めている。プロセスは、ほぼ同じである。
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転写後、エスキースを参考にしながら制作。
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セピアインクで陰影をつけていく。
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アクリル系のカラーインク。乾くと耐水性になるので、上から絵の具を重ねていく技法には都合が良い。カラーインクの中には水溶性のものもあるので気をつけなくてはいけない。僕も時々失敗する。
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セピアでの陰影の彩色が終わったところ。
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次の段階では、ローシェンナのカラーインクを使用する。
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ローシェンナで画面全体を塗ったところ。
次の段階では、明るい部分から描き起こしていく予定。
もう遅いので、そろそろ寝ます。日曜日も仕事です。
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ポチポチッと応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 01:46

2006年11月25日

Eoraptor scene 05

今日になって、ようやく着色バージョンを始めることが出来た。
モノクロエスキースをコンピューター上で反転したものをプリントアウトし、拡大コピーしたものを準備する。
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一枚では収まりきらないので、二枚を張り合わせる。
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繋げたコピー紙を、アルシュを水張りしたパネルの上にのせる。その後、ファンシープリント(印刷物のインクを溶解する溶剤)をコピーの裏から染み込ませて、鉛筆やヘラ状のもので圧力を加えていく。
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転写した終わった状態。
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セピアのインク一色で、エスキースも参考にしながら陰影を描写していく。
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エオラプトルとリンコサウルスに陰影がついたところ。一色なので、まだそれほど空間感はない。
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主役でないはずなのに、またもやリンコサウルスのディテール。
あくまでも古典的な手法を踏襲しながら、制作を進めていく。僕にはこの方法が合っている。
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週末も関係なく、仕事をしています。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:52

2006年11月24日

「水からの伝言」まとめ

前回の『「水からの伝言」って何だ』には、たくさんのコメントをいただきありがとうございました。初めての方とも意見を交換することができ有意義なやりとりが出来たと思います。
今回、タイトルに「まとめ」と書きましたが、多分うまくまとまらないと思います。始めから言い訳しておきます。今の僕にとって切羽詰まった問題ではないという側面が大きいのですが、少なからず科学と教育に関わっているものとして、無視出来ないことだと感じたのは確かです。

最初、川端さんのblogで「水からの伝言」の存在を知り、田崎先生の「水からの伝言」を信じないでくださいを読んだことで、批判的な視点が入り口ではあったのですが、どこをどう好意的に解釈しても僕にはデタラメとしか判断できません。
「水からの伝言」が問題であることは明白なのですが、それ以上に根の深い問題として、学校の教育の現場で紹介され道徳の授業にまで使われた実績があるということです。
実際に授業で使われたものかどうかは不明ですが、道徳学習指導案なるものがネット上にあります。これを見て驚いたのは、前回のエントリーにコメントをしてくれたアンクルディノさんの提案とほぼ一致しているということです。コメントでも書きましたが、僕は絶対に教育現場で道徳の授業であろうとも、教材として使ってはいけないと思います。今、小中学校の教育現場が置かれている背景に、根の深い共通項があるのでしょうか、「自殺」「いじめ」などがキーワードになると思いますが、多くの方が指摘しているように「水からの伝言」は「いじめ」を助長することはあっても、なくす効果は一切ありません。
人間の精神活動を「水」の判断に委ねることに、大きな疑問を感じます。ここは「惑星ソラリス」ではないのです。
美しい音楽を聞かせると、美しい結晶ができるという主張もあるようですが、日常的に極めて汚い言葉を使っていたモーツアルトの音楽での効果は、いかほどのものなのでしょうか。その音楽が美しいかどうかの判断は、人それぞれで分かれます。前回も書きましたが、美術にも音楽にも、絶対的な美の価値は存在しません。美術も音楽も、人間の精神活動が生み出したものであり、コミュニケーションの道具の一つだと考えることができます。水に美しい音楽を聴かせて、美しい結晶が出来たと主張する人たちは、自分が美しいと思っている音楽を押し付けているにすぎないのです。
今、名曲と呼ばれクラシックとして位置づけられる曲たちも、その時代の流行歌であったこともあれば、権力者の娯楽のためでもあったわけです。ヘビメタだって100年もすればクラシックです。

「水からの伝言」の主宰者は、これは科学ではなく「ポエム」であり「ファンタジー」だと主張しているようですが、そうであればもっと優れた「ポエム」も「ファンタジー」もたくさんあります。わざわざ、こんなものを選んで教材にする必要があるとは思えません。今回、色々と検索をしていて一番驚いたのは、「オノ・ヨーコからのクリスマス・メッセージ」です。これがいつ書かれたのか分かりませんが、なんとも言えない気持ちになります。「ファンタジー」で、もしこんな世界があったら素晴らしいだろう!って言うのなら分かります。そんな世界観を作品として表現するなら理解出来ます。しかし、「科学者が・・・・」と言ってしまっているのです。
「アート」は「ファンタジー」の中に存在するものではなく、「ファンタジー」が「アート」のひとつの要素にすぎないのです。
表現には自由があり、様々なアーティストが日々活動しています。そして、人類の長い歴史の中で築き上げられてきました。このオノ・ヨーコ氏の一文は、そんな人類の叡智の結晶を、一瞬にして葬り去ってしまうのではないかと思えてしまうのです。

田崎先生の文章への反論も見つけました。どうもその筋では、有名な方らしいです。はなはだ主観ですが、田崎先生の文章と比較すると、まったく美しくありません。レイアウトも稚拙で、イラストも酷い。このサイトは、ほぼ全ての記事が批判文だけで成り立っています。

ここまで書いてきましたが、うまくまとまりませんでした。時間も遅いので、後日もう一度チャレンジしてみたいと思います。
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こんなことに時間をとられてしまってはまずい!応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 02:00

2006年11月23日

Stegosaurus scene 03

ステゴサウルスのエスキースが完成。出来立てのほやほや。
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ポーズの変更はほとんどなかったが、背景は大きく変更した。でも、彩色の段階でもさらに変更するかも。
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植物の資料がは、まだまだ不足している。もっと勉強しなくては。
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ステゴサウルス頭部。まだケラトサウルスの存在に気づいていない。
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ステゴサウルスへ熱い視線を送る、ストーカーケラトサウルス。この後、展開するのは殺戮の場面か、はたまたラブロマンスか。冗談はさておき、朝のまだひんやりとした空気が表現できればと思う。
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熱い視線を送る、ケラトサウルスに応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:53

Stegosaurus scene 02

前回のエントリーではステゴサウルスの無惨な死を描いてしまい、全国10万人(嘘)のステゴサウルスファンを失望させてしまった。でも、お詫びはしないよ。今回はステゴサウルスが主役。前回から大きく構図を変えることなく進めている。昼間から今の時間にかけて制作していたのだけど、なかなかペースが上がらない。
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ほぼ同じ構図。背景や手前の植物には変更を加える予定。
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わくわく観察図鑑・恐竜のステゴサウルスを参考に。
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ステゴサウルスのディテールはこんな感じ。まだまだ途中である。
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木の陰からステゴサウルスに熱い視線を送るストーカー、ケラトサウルス。しかし、充分に成熟したステゴサウルスが、そうそう襲われることはなかっただろう。
この絵は植物を描き込む面積も多く、もっとも時間のかかる画面になりそうだ。

ちょっとコメントへの返答が遅れ気味で、すみませんでした。これに懲りずに、がんがん書き込みお願いします。
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スカイライン効果か、アクセス数がぐっとあがりました。この調子で行ければ嬉しいです。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 01:20

2006年11月22日

Allosaurus scene 03

予告通り、エスキースの完成版をアップ。
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使っている画材は、これまでと同一のもの。このシリーズも何点か制作してきたので、かなり自分のなかで完成度が高くなってきた。比較的長い時間の流れの中で制作していると、最初の頃に描いたものと、最後のものでは差が大きく出てしまう。仕事としては褒められることではないのかもしれないが、日々向上したいと手を動かしていると、どうしても差となって表れてしまう。結局、最初のものに手を入れたり、極端な場合は破棄してしまったりと、堂々巡りになってしまうこともしばしばである。
今回も、最初のエスキースから構図をかなり動かす絵が多くなってしまった。
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血を口から滴らせながら、ほっと一息をついている。尻尾に手傷を負ったが、獲物を仕留めた満足で、今はその傷みも麻痺していいるだろう。
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ティラノサウルスに比べれば大きいとはいえ、頭と比較するといかにも貧弱である。スピノサウルスほどではないが、第一指が大きく太いのが特徴。
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絶命寸前のステゴサウルス。首の急所を噛み切られ、動脈から止めどなく血液が流れ出していく。水面は文字通り血の海である。アロサウルスに踏みつけられ、肋骨も何本か折れてしまっているだろう。
そろそろ一日一枚ペースにもっていかなくては。彩色バージョンも、今日から始めます。
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天気がいいとついつい出かけてしまいたくなります。そんな気持ちをぐっと抑えるためにも、ポチポチっと応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 10:49

Allosaurus scene 02

久しぶりの復元画のエントリーになってしまった。週末は片付け、昨晩は新型スカイラインの発表会と、なかなか腰を落ち着けて制作する時間がとれなかったのが原因である。
今朝(といっても正確には昨日の朝)は、妻が5時30分の電車に乗って出かけなくてはいけないということで、5時に起きてパジャマの上に上着という恰好て車で駅まで送り、家に戻ってから二度寝という感じだった。早起きするために、早く寝たのだけど、普段寝ない時間なものだから、なかなか寝付くことが出来ず睡眠時間は相当短めになってしまった。二度寝の方も、10時前には起きだしたのでそれほど長く寝ていたわけではない。それなのに、こんな時間になっても起きてblogを書いているのである。

昨日から制作を続けていたアロサウルスのシーン。
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部屋を片付けたので、幾分イーゼルの周りがすっきりしている。
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今回も模型を駆使して、前回よりもパースをつけた構図に挑戦してみた。
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アロサウルスが、ほぼ出来上がったところ。現時点でエスキースは完成しているのだけど、その画像は朝になってからアップする予定である。
非常に良い構図になって、とても気に入っている。
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そろそろ寝ます。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 01:22

2006年11月21日

「新型スカイライン ブロガー向け発表会」

二週間ほど前、「新型スカイライン ブロガー向け発表会」の案内が、突然メールで届いた。どういう経緯で、このblogの存在を知ったのか分からないし、車のことは時々書くけどメインの話題ではないし、書いてもF1かヨーロッパ車の話題ばっかだし。実を言うと、新手の悪戯ぐらいの気持ちで思っていたのだけど、とりあえず参加申し込みの返信メールを出しておいたのである。
ちょっと半信半疑ながら、妻と銀座四丁目で待ち合わせ。
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久しぶりの銀座。看板と古くからあるビルが渾然一体となって、独特の雰囲気を醸し出している。でも、絵になる夜景。
発表会は、四丁目にある日産ギャラリーではなく、本社ビルギャラリーで行われた。雨はそれほど強くなく、空気も涼やかで気持ちがよい。
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会場に着いた頃、一番雨が強かったのだけど、外に展示してあったスカイラインが、照明の光を浴びて、その姿を浮かび上がらせていた。
会場に入ると様々なグレードとカラーのスカイラインが展示してある。スカイラインといえば、現在、プリンスの遺伝子を受け継ぐ唯一の車と言っても良い存在で、かつてはモータースポーツでも活躍したスポーツカーというイメージが強い。僕の世代にとって一番鮮烈だったのは、32系GT-Rだろう。学生だった身分には、とても手の出る車ではなかったのだけど、バブルという時代と相まって強く印象に残っている。でも、僕にとって思い入れが深いのはフェアレディZのほうで、ずっと叔父が乗り継いでいたので身近な存在だった。そんなスカイラインに対して、さほど思い入れのない人間のレポートだということを念頭に読んでほしい(しかも自分で乗っているのはヨーロッパ車ばかり)。
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新型スカイラインはスポーツカーというよりも、スポーティな走りもしたいが、長距離を家族で快適に移動するための車という印象がある。ボディは大柄で、背も高く感じる。インパネ周りのデザインにこだわる人間ではないので、運転するために安全で快適でさえあればよい。ただ座ってみただけなので、各部スイッチの操作感などは、コメントすることはできない。
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ただ、一番気になったのはフットレストである。このスカイラインではパーキングブレーキにフットタイプのものを採用しているのだけど、ブレーキロックをした位置が、ちょうどフットレストのつま先のあたりにくる。当然、走行中はブレーキが解除されているので、邪魔になることはないのだが、左足のつま先までフットレストがないことに違和感を感じる。また、角度が浅く踏ん張りが利かない。アルミのプレートがスポーティな雰囲気を演出しているのだけど、内装のカーペットにしか固定されていないため、ぐらぐらして不安定である。こんなフットレストでワインディングロードを走る気にはなれない。
靴のサイズが26cmと、ごく平均的な僕が違和感を感じるのだから、多くの人も気になったのではないだろうか。
長時間座っていないので分からないが、シートは幅が狭く、ちょっと窮屈な感じがした。せっかく世界一の自動車シートを作る会社が親会社になったのだから、参考にしてもらいたいものである。
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センターコンソールのアナログ時計はどうにも好きになれない。オーディオの操作パネルの同じデザインにして、連続性を持たせたほうが格好よかったのではないだろうか。ナビも純正でついており、新型スカイラインからHDDタイプになったということである。インパネのデザインに合わせての開発は時間がかかるのかもしれないが、カーナビがHDD中心になってから数年がたつ。こういったパーツは変更の出来る、汎用性の高い仕様の方がいいと思うのだけど、このクラスの車のオーナーになる人にとってはあまり関係のないことなのかもしれない。
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V6・3.5lから315馬力を絞り出す。音を聞くことが出来なかったのが残念。
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開発者からのプレゼンテーション。生の声を聞くことができる貴重な場であった。各部の開発責任者の方が会場に詰めていて、足回りや、エンジンについて、丁寧に解説してくださった。自分の担当分野についての質問でないと、必ずその担当者に声をかけてくれて、全てを理解出来るほど専門知識もないこちらとしては恐縮するばかりである。
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フロントからの全体像。もう少し、左右のフェンダーが盛り上がると官能的で美しいのに。ちょっと腰高な印象を受ける。バンパーはフロントグリルまで一体型。ぶつけると一体いくらになるのだろう。こういう車相手に、事故りたくないものである。
招待していただきながら、新型スカイラインに対してこんな感想しか書けないことが、とても申し訳ない。かつてはフェアレディZ、初代プリメーラなど、好きな車種があったのだけど、残念ながら今の日産車には思いいれることができない。
もともと小さくてスポーティな車が好きな僕としては、スカイラインは購入の対象からは全く外れてしまう。
とはいえ、とにもかくにも関係者の方々ありがとうございました。楽しい一時でした。

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余談ではあるが、本社ギャラリーのトイレがなかなかの空間であった。写真ばかり撮って、用足しもせずに出てきてしまった。

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帰り道、夜の歌舞伎座。まだ見たことがない歌舞伎。

きっと、たくさんの方が褒めてくれるでしょうから、こんな記事が一つぐらいあっても良いでしょう。もっと辛口のがあったりして。
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いつもと毛色の違う記事ですが、ぽちぽちっと応援お願いします。

投稿者 corvo : 21:55

2006年11月19日

朝からアラジン

今日は朝から冷たい雨。気温も随分下がってきた。朝からストーブをつける。
金曜日の夜から、限界に近づいていた本棚の整理をしていたのだけど、一気に頭の中が整理された気分である。どこにその本があったかが明確になって、頭の中の引き出しの地図も整理されて書き換えられたようだ。定期的に整理する必要を痛感した。
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もう15年選手になるアラジンストーブ。芯さえ定期的に交換すれば、まだまだ現役で使える丈夫なストーブだ。仕事場は地下にありもともと暖かいので、このストーブ一個で真冬も乗り切ってしまう。

昨日エントリー『「水からの伝言」って何だ』には、たくさんのコメントをいただき非常に勉強になった。今、学校が置かれている切羽詰まった状況や、それを打開するために藁にも縋りたい精神状態にあること。さすがにこのblogの読者は、明らかに科学ではない事象に騙されることなく、冷静な意見を書いてくれたと思う。実を言うと、信じているという人からのコメントも期待していたのだけど、現時点では一つもない。

この週末は片付けをしていたので、あまり絵を描く時間がなかった。でも、この段階で整理整頓をしておかなかったら、さらにスケジュールがきつくなってきた時に収拾がつかなくなって、精神的にもイライラするし仕事の結果も良くなくなってしまう。多少、時間をとられても、この時期にやっておく必要があった。まあ、普段からもっとちゃんと整頓しておけばよいだけなのだけどね。
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まとめて水張りしたアルシュ紙。均質に水分を含ませるために、乾くまで水平に置いておく。
準備万端。明日からばりばり制作していきます。乞うご期待。

追記:以前お知らせした携帯電話会社の乗り換えですが、今回は見送りました。しばらくソフトバンクです。副回線の方がハッピーボーナスに入っていたため、バカ高い解約金を取られてしまうのです。これでますますソフトバンクが嫌になりました。解約金のかからない時期が来たら、即行で乗り換えます。ドコモかauかは未定です。
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投稿者 corvo : 23:03

2006年11月18日

「水からの伝言」って何だ

先日、小説家川端裕人さんのblogで「トンデモ科学ネタ、ふたつ」というエントリーがあった。日常的に訪れているblogで、何気なく読んでいたのだけど世の中には色々と不思議なことが多い。というか人間というのは実に不思議な生き物だと、あらためて思ったのである。
僕は幸いにも「水からの伝言」という本の存在を知らなかった。「不幸にも」知らなかったのではなく、「幸いにも」知らなかったのである。実際、この本を買ったり、借りてきたりしたわけではないので、批判的なことを書くことはフェアーではないのだけど、内容としては大雑把に次のようなものらしい。
「水に『ありがとう』などの『よい言葉』を見せると、きれいな結晶ができて、『ばかやろう』などの『わるい言葉』を見せると、きたない結晶ができる」というお話らしいのである。
そして、これに対して学習院大学の田崎晴明教授が『「水からの伝言」を信じないでください』というページをアップされていて、研究者として真摯に反論を述べられているのである。
僕も研究者と関わることの多い仕事をしているので、田崎教授の書かれた文章をすんなりと納得することが出来た。「水からの伝言」で主張されていることがいかに馬鹿げたことで、科学的に論外であることは、実際の本を手にするまでもなく明らかだろう。
僕が気になったのは、何をもってして「美しい」と判断しているのかいう点である。
何を「美しい」と感じるかということは、極めて個の問題であり、100人中100人が「美しい」と感動することはありえない。レオナルドの傑作「モナ・リザ」であっても、「気持ちが悪い顔だ」という感想を持つ人もいる。ただし、「モナ・リザ」を「美しい」と思えないから悪いということではなく、それほどに「美しい」と思うことは「個」にゆだねられた部分であり、誰でもが客観的に判断出来るものではないのである。
「非常に形の整った美しい結晶」という表現ならば、まだ理解出来る。写真集に掲載された水の結晶の写真は、とても美しいのかもしれないが、著者の選んだ「美しさ」を提示されても納得することは出来ないだろう。
「ありがとう」がよい言葉で、「ばかやろう」が悪い言葉と定義することは、一見まっとうなように見えるが、皮肉を込めた「ありがとう」や、親しみの表現としての「ばかやろう」だってある。それを「水」はどう判断しているというのだろう。
この件については、ネットでも様々な意見を読むことが出来る。ただし、ものすごく時間を浪費することは確かである。
とにかく田崎教授の一文を読んでみてください。科学というもののあり方を、真摯に見つめるきっかけになると思います。
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投稿者 corvo : 02:38

2006年11月16日

Kangooがようやく家に

Kangooの車検が上がって、ようやく家にやってきた。今日は半分オフのような日にしたので、まずは車内の消臭である。バルサンのように水と反応して消臭成分が発生するタイプで、車の空調をフル稼働して臭い成分をとってしまおうというもの。臭いの一番の原因は、粉塵フィルターが交換されていなかったことのようだ。ディーラーで見せてもらったが、もう真っ黒。1年1回交換が指定の部品であるのに、3年無交換では致し方ないだろう。
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なかなか目立つ色。駐車場でも、迷わずたどり着けるだろう。
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家の駐車場は旗竿地の私道部分なので、RSと2台並ぶことになる。街乗りの中心はKangooになる予定なので、すぐに出せる場所に。
消臭の効果はなかなかのもので、頭が痛くなるようなことはなくなった。その後セットアップしてあったETCのユニットを取り付け。これぐらいなら業者に頼むことはない。

午後から、フェバリットコクレクションの新作モデルの造型監修。サンプルが届いたのだけど、どうにも納得がいかない部分があり、サンプル模型に手を入れて大幅に修正を加えた。
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胴体を上から見たところ寸胴で膨らみがなかった。肋骨の角度を変えることで、恐竜らしい水滴型のフォルムに改良。また、肩甲骨、胸骨、上腕骨の関節位置がずれていたため、ばらして接合し直した。肘や手首の角度も修正。これでかなり生物らしさが出たと思う。これは模型ではあるけれども、生物の化石をモデルにしているという意識が、どうも抜け落ちてしまうようだ。骨格であっても、生き生きとした佇まいを表現してほしい。
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模型作りは専門でないので、仕上げが汚いのはご愛嬌。手先がそれほど器用ではないので、瞬間接着剤で手の皮膚ががびがびになってしまった。手が塞がっているときに、口で接着剤の蓋を開けたのだけど、蓋についていた接着剤が口の中に入って気持ち悪かった。前歯に歯垢のように白い接着剤の固まりがくっついてしまった。すぐに取ったのだけど、しばらく変な感触が残って嫌な気分に。突貫ではあったけど、なんとかイメージに近いものなった。
これからこの修正モデルを梱包して、クライアントへ発送です。

随分、寒くなってきたけど、ストーブはまだ出していません。仕事場が地下にあるので、冬でもそこそこ暖かいです。
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投稿者 corvo : 23:55

2006年11月15日

Spinosaurus scene 03

スピノサウルスのエスキースが完成。最初のエスキースから比較すると、かなり満足のいく結果となった。これからはパースを強調した構図も試していこう。
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暴れるガーを細い顎で必死でおさえつける。捕えられたガーには、深く食い込んだ鋭い歯から逃れる術は無い。
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彩色の段階では、もっと動きをつけた表現にしていきたい。
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必死で身体をくねらせるガー。
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大きく鋭い前肢の爪を、魚を捕らえるために使ったのかどうか。鋭い歯を持った長い顎があることから、それほど積極的に使っていたとは思えない。だとしたら、何のための巨大な爪か。
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水底の泥に足を沈めながら踏ん張っている。水中の小動物も描いていく予定。

今日、ようやくKangooが車検から上がってきた。とても良い感じ。明日、時間があったら、車内の消臭とETCの取り付けをやってしまいたい。楽しい車です。
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投稿者 corvo : 23:56

Spinosaurus scene 02

昨日の段階で出来上がっていたところまでをアップ。スピノサウルスのエスキースを始めたのだけど、前回の構図からがらっと変えてしまった。
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制作環境は、いつもの通りこんな感じで。フェバリットコレクションのスケルトンモデルも活用する。広角レンズで撮影した画像をもとに、構図を組み立てた。普段、極端なパースのついた構図を描くことは少ないのだけど、スピノサウルスの特徴を見せるのに良いと判断した。でも、カメラの見ている世界は単眼なので、どうしても不自然な部分が出てきてしまう。スケール感も違うし、脳内で補正しながら描いていく。それでも頭のなかだけでイメージしているより、ずっとスムーズに構図を決定することが出来る。
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決定した構図はこんな感じ。前回よりも迫力のある構図になったと思う。一冊の本を通して、同じような構図ではつまらないので、リズムに変化をつけるよう心がけている。頭の方向が揃ってしまわないようにしたり、様々なビューポイントを設定したりと、ある程度枚数が揃ったところでバランスを見るようにしている。
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ガーを捕食したばかりの頭部。もっと水に濡れた、暴れるガーを押えつける感じを出していきたい。
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特徴的な前肢の爪。
今日は朝から、仕事場の片付けをしている。あまりに整理が出来ていなくて限界だったのである。すっきりすると気分的にも随分変わるだろう。疲れはたまっているのだけど、絵に切れが戻ってきた。いい感じで描けています。
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投稿者 corvo : 12:44

2006年11月14日

ダブル世界タイトルマッチ-日本武道館

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昨日の夜は、日本武道館へボクシングを見に行ってきた。テレビで見るのは好きで、詳しいというほどのことはないのだけど、子供のときからテレビ観戦で親しんできたスポーツの一つである。実は生で見るのはこれが初めて。仕事でも大変お世話になっていて、プライベートでも友人である、平山廉さんに誘われて初観戦となったのである。平山さんは大変なボクシングマニアで、まだ無名の選手にも造詣が深い。色々教えてもらいながらの観戦。
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会場に入った頃は、まだまだ客が少なく空席が目立つ。

この日のプログラム。

フライ級6回戦 
五十嵐俊幸 vs. 明在成(韓国)

S・バンタム級6回戦
下田昭文  vs. ソニー・ゴンザレス(フィリピン)

フェザー級6回戦
粟生隆寛 vs. ガブリエル・ペレス

ここまでは前座なのだけど、将来が嘱望される選手たちということで、見応えのある試合が続く。順当に日本人選手が、全ての試合に勝利した。
6回戦といっても、本来はタイトルに挑戦できるレベルの選手の試合もあり、プロボクサーとは凄いものだと実感したのだけど、そんな感想も次のタイトルマッチ2戦でぶっとんでしまった。
世界タイトルマッチともなると次元が違う。

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まず、最初に行われたのが、WBCミニマム級タイトルマッチ12回戦。
イーグル京和 vs. ロレント・トレホ(メキシコ)。序盤はイーグルが完全に試合を支配していた。打つそぶりも見せずに、ノーモーションで打ちおろす右が、ことごとく挑戦者にヒットする。3回にはダウンを奪いKOは時間の問題で圧勝かと思われたが、次のラウンド以降、急にペースが落ちた。手数も少ない。そして6回、挑戦者の振り回すような大降りの右フックが、イーグルにクリーンヒット。たまらずダウン。少し休んでから立ち上がる余裕があったが、明らかに効いている。再びダウン。会場が騒然としだす。序盤、稼いでいたポイントの差がみるみるなくなっていく。終盤、挑戦者も疲れたのか、お互い倒しきることは出来ずに判定へ。辛くもイーグルが逃げ切り、防衛に成功という結果だった。僅差ではあったが、技術の差は歴然で、試合を優位に進めたのもイーグルだった。しかし、薄氷を踏むような勝利だったことは間違いない。
でも、疑惑の入り込むような内容ではなかったと思う。ホームタウンデシジョンに救われた部分もあったかもしれないが、前座とは比べ物にならないほどのプロフェッショナリズムと、技術の高さを見ることが出来た。
今日になって報道で知ったのだけど、3回のダウンを奪ったときに右の甲を痛めていたらしい。激痛を抱えながらの勝利だったのである。

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そして、もうひとつのメインイベント、WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦。
長谷川穂積 vs. ヘナロ・ガルシア(メキシコ)。この試合も序盤は長谷川が圧倒的に支配する。速い。見えないパンチがいくつかある。相手がぐらつかなくては、打ったことすら分からない。ディフェンスも素晴らしい。挑戦者のパンチはむなしく空を切る。圧勝で序盤に決着がつくと思われたが、挑戦者ガルシアが本当にタフだった。何発まともにもらおうとも、倒れない。ようやく6回に、今まで一度も出さなかった左のアッパーで、挑戦者のダウンを奪うのだが、この中盤から雲行きが怪しくなる。まず、相手の有効打で左のまぶたをカット。次は偶然のバッティングで右目の上をカット。血が流れて、明らかに見にくそうだった。そんな中8回には右フックで再びダウンを奪う。これで決まりかと思ったのだが、挑戦者は再び立ち上がり前へ前へと出てくる。長谷川も捌ききれず、打ち合いに応じる格好になってしまう。
楽勝と思われた試合がファイナルラウンドまでもつれ判定になるとは、序盤の展開では思いもよらなかった。前半の大きなリードと、2度のダウンを奪ったことで、倒されない限りは勝利であることを確信していたが、圧巻はファイナルラウンドだった。倒すしかない挑戦者が突進してくる。最初は少し打ち合う場面もあったが。途中長谷川はノーガードで、挑戦者のパンチをよけ始める。あたらない。全くあたらない。身体を入れ替えながら、上半身を柔らかく使って、紙一重でよけていく。会場は俄然、盛り上がる。ディフェンスの技術の粋を見せられて、歓声が沸き上がる。ノックアウトだけがボクシングではない。そして、計ったように最後の10秒間に、壮絶な打ち合い。ノックアウトは奪えなかったが、最高に痺れる試合であった。最初にしてこれほどのボクシングを見ることが出来るとは、幸せである。

タイトルマッチは国歌斉唱があるのだけど、ミニマム級タイトルマッチの国歌斉唱に上がったのが、Jの頭文字の事務所所属でローラースケート履いて歌っていたメンバーの一人。大丈夫かなあと思っていると、かなり厳しい。そこら中から失笑がもれる。最後のフレーズ「こ〜け〜の〜」で調が変わったかと思うほどの外しっぷり。近くにいた関西から来たと思われる男性が「へったくそやのおお」。イーグルの苦戦は、この歌のおかげで三半規管にダメージを負ってしまったのかもしれない(もちろん冗談)。タレント連れてくるのはいいけど、ちゃんと歌唱力のある人間を連れてくるべきだろう。F1の国歌斉唱も、酷いのを聞かされたことがあったなあ。次から、ちゃんと歌える人を呼んでください。お願いします。

これほど良い試合だったというのに、空席が目立ったのは残念だった。月曜日の夜だったことも災いしたのかもしれない。それにしてもテレビの扱いは酷かった。どちらのタイトルマッチも録画だった。リアルタイムに、生中継するべきだろう。でもゴールデンに枠をとれるほどの力がないのでしょうね。だらだらと生い立ちを流して、世紀の凡戦を見せつけるテレビ局もあるというにのに。重ね重ね残念。
会場で電撃ネットワークの南部虎太氏を見かけた(けっこう近くの席でした)。かなり熱心に観戦していて、ボクシングファンなのだろう。握手してもらえば、よかったかな。

とにかく満足のボクシング観戦でした。
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投稿者 corvo : 23:10

Eoraptor scene 04

エオラプトルのエスキースが完成した。やはり、リンコサウルスが主役を喰ってしまいそうな勢いである。
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植物を背景に描き加えた。僕がこの夏に行っていたアルゼンチンのフィールドでは、まったくと言ってよいほど植物の化石を発見することができなかった。植物食と思われる大型の脊椎動物が多数生息していたことから、存在しなかったわけはないのだけど、堆積環境として残りにくい要因があったのかもしれない。貝の化石も見ることがなかったのも、特筆すべき点である。
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頑丈で巨大な歯に強力な顎の筋肉。相当、硬いものでも食料に出来たと思われるが、この時代にはまだ種子をつける植物はなかったはずである。地下茎を主食にしていたのか?謎の多い動物である。ハダカデバネズミを思わせる風貌である。
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エオラプトル頭部。このコメントの短さが、リンコサウルスとの思い入れの差となって表れている。
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リンコサウルスの力強い四肢。普段はゆったりした動きだったのだろうが、いざという時に素早く動けるだけの筋力はあったと思われる。
このエスキースは月曜日の午前中には完成していたのだけど、午後出かける用事があったため、アップが遅れてしまった。

そう、昨日の夕方からボクシングを見るために、日本武道館に行っていたのである。その模様については後日。
最高の試合を見ることが出来ました。
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投稿者 corvo : 01:29

2006年11月13日

Eoraptor scene 03

隠れ主役ではなく、本来の主役エオラプトルを描き加える。
真剣にリンコサウルスを狩ろうとしているというよりも、偶然出会ってしまったのだけど、威嚇したり、上に乗り上げてしまったという一瞬をイメージしている。まだ植物を描いていないので、エスキースとしては完成していない。
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描いていて楽しい一枚である。三畳紀の環境をどこまで再現することができるか。
あまり悠長なことも言っていられないので、ペースを上げていかなくては。

そろそろ仕事場にもストーブの季節がやってきた。でも、まだ出していません。今週中にはアラジンに出動してもらわねばならないだろう。
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投稿者 corvo : 02:05

vodafone改めsoftbankからdocomoへ

携帯を替えることにした。携帯電話を持ち始めたのは、1998年とそれほど早いタイミングではなかったのだけど、最初がdocomoで次がJフォン(この時、電話番号が変更)。名前がvodafone、softbankと変化してきたのだけど、再びdocomoに戻ることにした。
電話番号をそのままに出来ることも大きな要因の一つなのだけど、最大の理由はsoftbankの不透明な料金体系と、広告の内容に不信感を持ったからである。もう一つの理由として、二度電話を水没させている僕としては、防水仕様のものが欲しかったのである。そうすると選択肢はdocomoかauに絞られる。softbankの新しい機種にも、vodafone時代にも、防水仕様のものは無かった。このまま待っても出そうにないので、この際替えてしまおうということになったのである。
今の携帯の電池の持ちも悪くなってきているので、ここが潮時だろう。
僕が選んだのはこれ。そして、妻が選んだのがこれ。実は、妻の選んだ機種の在庫が無く入荷待ちのため、まだ変更はしていない。予定としては今週末になる予定である。
不安なのは、選んだ機種がソニー製だということ。タフであってほしい。

電話場号は変わりませんが、携帯のメールアドレスが変更になります。少し、不便をかけることになるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
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投稿者 corvo : 01:17

2006年11月12日

Wollemi pineがやって来た

土曜日の午前中、ウォレマイ・パインがやってきた。通称「ジュラシックツリー」。
ジュラ紀から種を継続してきた、現存する最古の種子植物である。
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こんな感じで届いた。
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鉢といってもビニール製の貧弱なものだったので、買い物に出たついでに鉢を買ってきて植えかえた。
植物の栽培は苦手分野なのだけど、これは大事に育てていきたい。成長記録をこのblogでも紹介していこうと思います。
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ウォレマイ・パインの成長にも、応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 01:15

2006年11月11日

個人レッスン

すでに土曜日だというのに、木曜日の話題。
実は、2年前から近所の子供に絵を教えている。まあ、教えるなんて言えるようなことは何もしていないのだけど、2週間に1回のレッスンに熱心に通ってくれている。現在小学校6年生なのだけど、時間通りにやってきて90分間黙々と描いて帰るという感じである。無駄話をすることもなければ、ふざけることもなく、ただただ手を動かして帰っていく。その時、僕は何をしているかというと、自分の仕事をしていたり、コンピュータで作業していたりと、あまりいつもと変わらない日常を過ごしている。そう、ほとんど何も教えていないのである。
ただ、写生することを基本にしているというか、それ以外のことは何もしていない。うちにあるモチーフ、骨だったり、剥製だったり、貝殻だったり、とにかくこれらを、ひたすらよく見て描くことばかりだ。それを嫌がることもなく、本当に黙々と描くのである。90分ほとんど休憩もとらずに描いているので、それだけでも大したものだと思う。後でお母さんに聞くと、家ではぐったりしているらしいのだけど、それだけ集中している証拠だろう。
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制作環境はこんな感じ。
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今、描いているモチーフはこれで、人間の左腕の骨格模型である。
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出来上がったデッサン。ワトソン紙に鉛筆。まず骨格を描き、その後骨格の輪郭だけ描いて、イメージを重ねるように自分の手を見てデッサンしてもらった。
最初、手を描こうとしたときはさすがに難しかったのか、なかなか形を捉えることが出来なかったのだけど、骨格に重ねるように描くことで落ち着いて観察することが出来たようだ。
こういった方法を、どこまでおもしろがってくれているのか分からないのだけど、嫌な顔一つせず熱心に描いている。
彼の個性に良く合っているのかもしれないが、描写力、デッサン力が確実に付いてきていることがよくわかる。
まだ小学生ということで、どういった進路に進むかは決めていないようだが、親御さんには「美術系に進むのは、大変だからやめたほうがいいですよ」と伝えてある。彼らも本人もその気はないようだし、もし美大に進みたいと言い出したら「まずは反対してください。それでもどうしても行くという意志を貫徹できないようなら、やめたほうがいいです。」とも伝えている。
絵を描くということは、他の分野にも活かすことができるので、彼の人生において良いきっかけの一つになればと思っている。
どういう方向に進むのか、近所に住む一人のおじさんとして見守っていこうと思う。
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投稿者 corvo : 23:56

2006年11月10日

Eoraptor scene 02

今日は朝から非常勤講師の日だったので、昨日の制作の様子をここで紹介。ラフスケッチはこちらに。
夏にアルゼンチンに行って以来、三畳紀の生物たちに俄然、魅力を感じている今日この頃である。
恐竜はまだマイナーな存在で、様々なデザインの生物たちが棲息していた。多様化していたとはいえ、比較的コンサヴァティブなデザインの恐竜に比べると、各段に面白い奴らだ。
三畳紀を俯瞰的に見るには、「Dawn of the Dinosaurs: Life in the Triassic (Life of the Past)」がイラスト集としてよくまとまっていて楽しい。アマゾンではまだ予約受付中になっているが、先月行ったSVPの会場で一冊購入してきたのである。
今、復元画を制作している図鑑は「恐竜」がテーマなのだけど、生態環境復元図なので恐竜以外の生物もどんどん入れていきたい。しかし、このEoraptor scene、リンコサウルスが主役をくってしまっている。
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三畳紀のやられキャラNo.1リンコサウルスといっても、身体はエオラプトルよりもはるかにがっちりしている。
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しかも、リンコサウルスから先に描いているし。
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別の仕事のために描いた骨格図がこんなときに役立つ。

図鑑以外にも急ぎで制作しなくてはならないものがあり、なかなか集中できない。
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これは三畳紀の哺乳類型爬虫類ディキノドン。

一連の図鑑の復元画、そろそろ彩色に入りたいところである。どんなタッチでいくか、いろいろ試してみたいことがある。
今日ぐらいは早く寝て、しっかり休みをとろう。
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投稿者 corvo : 22:22

2006年11月 9日

Wollemi pine

ここのところ、秋が深まってきたとは言えないような陽気が続いている。小春日和もこれほど続くと、ちょっとありがたみにかけるかも。暖かいのはありがたいが、何かがおかしくなってきていると、思わざるをえない。
今朝、日課のように覗いている恐竜の楽園を見たところ、「ウォレマイ・パイン」の文字が。以前からちょっと気になっていたのだけど、2億年前から生息しているナンヨウスギの一種で、恐竜と共存していたと考えられる植物のひとつである。詳しいことはここを見てもらうとして、保護活動の一環としてこの植物を育てることが出来るかもしれないという点に、心惹かれていたのである。
サイトを見ると販売もしており、数十ドルとそれほど高価ではないが、植物を個人で輸入することは多くの障壁があるだろうなと考えていたら、なんと楽天ショップで扱っているではないか。3800円とお手頃価格で、ちょっと気の利いた観葉植物よりも安いぐらいだ。早速、ポチッ。送料別とはいえ600円だったので、たいした金額ではない。
栽培方法を読むと、それほど難しくないらしい。「多湿を嫌うので、水くれを忘れてしまった位がちょうど良いでしょう。」と言う点も、ずぼらな僕向きである。
「ナンヨウスギ科ウォレミア属 常緑高木 40mくらいに育ちます。」この一文に痺れる。40mである。樹齢も1000年を超えるらしい。なんともダイナミックな存在だ。
資料としても役立つだろう。届いたら、ここで報告します。

今の自宅に引っ越してくる前も、同じ市内のアパートに住んでいたのだけど、数日前そのアパートの近くを通ったら、僕が植えたアボカドが立派に育っていた。時々、食べた後に種を植えていたのだけど、ここまで大きくなるとは思わなかった。
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高さはすでに4mぐらいになっている。実はさすがにまだ出来ていないようである。また、庭に植えてみようかな。

午後は、愛車ルーテシアRSのオイル交換に行ってきた。距離はそれほど走っていなかったのだけど、よくよく記録簿を確認したら、前回の交換が2月だったのでこれは急がねばということで、急遽やってもらったのである。エンジンオイルの交換サイクルは5000キロ、もしくは6ヶ月が基本なのだけど、距離を乗っていなくてもオイル自体がどんどん酸化して性能が劣化していくので、6ヶ月をめどに交換する必要がある。車の説明書には10000キロ、もしくは1年で交換とあるが、これでは調子を崩してしまうだろう。ちょっと時間がかかってしまったが、無事交換することができた。
車に絡むエピソードは面白いものが多いのだけど、世の中にはお金をたくさん持っていて、新車を買うのに1000万円をポンと払えるのに、20万円の車検費用をけちる人間がどうもいるらしい。しかも、車検にかかる費用の内容を理解しておらず、そのうち半分ほどが税金などの法定費用であることが分かっていないらしい。最近、ガソリンスタンドにある、10000円で車検とります、なんていう広告を鵜呑みにしていて、それはあくまでも車検をとる手数料であって、法定費用の部分がディスカウントされることは絶対にない。
どうやらこの御仁は、常に新車を3年以内に買い替えることを続けており、いまだかつて車検を通したことがなかったということなのである。
世の中には、無知なばかりに無駄金を使い、無知なばかりにケチになる、そんな人間が少なからずいるのである。
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更新滞りがちですが、応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:43

2006年11月 8日

kangooを車検に出しました

昨日のエントリー、大変な反響で驚いている。しかし、ほぼ同時にアップしたPsittacosaurus scene 03には、一つもコメントがなく複雑な心境である。ここは車趣味blogではないのだが。それでも皆さんに喜んでいただけるなら、僕としては嬉しい限りである。

今回、久しぶりに車を買って、いろいろと分かったことがある。随分、法律が改正されて、売買や名義変更に関わる制約が増えたようなのである。一番驚いたのは、前の持ち主が違反をして反則金を払っていなかった場合、車検を継続することが出来ないという法律である。ディーラー等では警視庁にアクセスして調べるらしいのだけど、個人での売買ではまったく不透明な部分である。反則金を払わない人間がいかに多いかということだろうが、問題は買った人間が不利益を被るということである。なんの違反も犯していない側が、不便を強いられるとは。ここまで制約をつけるとは、窮屈な世の中である。

自動車保険、いわゆる任意保険のことであるが、これも随分細分化されていて、料金体系が分かりにくくなっている。一昔前は内容も単純で簡単に選べたのだけど、今は説明されても理解の難しい項目が多い。また、若い人の保険金額が飛躍的に上がっている。事故を起こしやすかったり、重大事故につながるリスクが高いということなのだろうけど、年間の保険料が数十万円になることも珍しくないようである。18で免許を取って、10万円ぐらいのボロ車を買ったとしても、保険料の方が高くついてしまう。その結果、「任意」であることから、保険に入らない若者が増えているらしい。これでは本末転倒だろう。リスクは高いかもしれないが、もう少し入りやすい金額にしてあげないと、いつまでも車に乗れない、すなわち上達しない人間が増えてしまう。保険料の高さのあまり、メンテナンスにきちんとお金をかけることが出来ないかもしれない。車好きには、生きにくい世の中になっていっている。メーカーも若者の車離れを嘆く前に、売るだけではなくて環境そのものを創造していく姿勢が必要だろう。
僕は車に乗り始めて13年になるけど、最初の保険もそんなに高くなかったと思う。いままで一回も使わずに掛け捨ててきたので、今では限界に近い割引率になっている。
カングーはまた新たに保険に入らなくてはいけないので、細々とした事務処理で結構時間を食われてしまっている。

今日も乗る機会があったのだけど、どうにも車内の臭いにはなれない。なんとかして脱臭しなくては。まずは粉塵フィルターの交換が急務だろう。車検時に交換をお願いしてきた。
後はエンジンオイル、フィルターの交換。冷却水の交換。ブレーキフルードの交換。エアクリーナーエレメントの交換。これだけでも、かなりしゃきっとしたいい状態になると思う。バッテリーはネットを使って発注。純正バッテリーは高くて、質が良くないので却下。車趣味にはネットは、とても良い情報源になっている。

まあ、一日こんなことばかりしていたわけではなく、ちゃんと仕事もしています。突発的な締め切りをこなさなくてはいけなくて、あまり気分は良くないのだけどやるしかないのである。
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全然、本が読めていない。英語の勉強ができていない。ジムにも行けなかった。早くペースを取り戻さなくては。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 01:55

2006年11月 7日

Kangooがやって来た

Kangooが我が家にやって来た。某ネットオークションで見つけて、現車も見ずに関西から購入という、非常にリスキーな買い物だったのだけど、概ね満足のいく結果であった。
車自体は10月25日に、友人の経営する店に届いていたのだけど、売り主から書類が届くのが遅れたため、今日ようやく名義変更を完了することが出来た。書類に関しては遅れただけでなく不備があったりと、多少不安になることもあったのだけど、無事納車とあいなったのである。でも、すぐに車検に出さなくてはいけないので、じっくり乗るのはもう少し先になりそうだ。
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妻のための車であり、荷物車である。これで搬入搬出が、かなり楽になる。
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ワンオーナーということと、3年落ちながら23000キロと走行距離が短かったのが決定要因ではあったのだけど、前のオーナーはあまりヨーロッパ車には乗り馴れていないようだ。あくまでも推測であるが、国産車のような扱いを受けていたようである。
運転席、助手席まわりには、ドリンクホルダーを始め、いろいろなものがごちゃごちゃとつけてある。早速、取ってしまった。付け方も汚く、センスも悪い。もうちょっと綺麗につければいいのに。
芳香剤の臭いも強く残っていて、気分が悪くなる。脱臭するのに、ちょっと時間がかかりそう。Kangooは実用車であるから、綺麗に乗る必要はないが、機能に関係のないものをごちゃごちゃとつけるのは、僕は嫌いである。
写真の矢印のホイールキャップのダサさ加減は、特筆すべきものがある。わざわざ純正品から換えてまでつけるかな。
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この矢印のブツも、好ましくない。かっこわるい。
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これが最悪のホイールキャップのアップ。あろうことか、真ん中の風車のような部分が、くるくる回るのである。なんてこった。ルノーにこんなものをつけるなんて。
記録簿を見る限り、国産車程度のメンテナンスしか受けていない。国産車であっても、もっとやるべきだと思うのだけど、一般的にはこんなものなのだろう。エンジンもレッドゾーンまで回していないだろう。機械はきちんと、その能力を使ってあげる必要がある。楽をさせることはない。時々でいいから、目一杯走らせてやらなくては。
人間も機械も、能力を持て余しているのは、健康的なことではない。どちらも、きちんと使い切ってこそ生きてくる。
車検をきっかけに、きちんとメンテナンスするつもりである。がんがん働いてもらう以上、ちゃんとした待遇をしなくては。

これで、我が家にはルノーが2台。乗れば乗るほど、魅力のある車なのである。
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投稿者 corvo : 00:25

2006年11月 6日

Psittacosaurus scene 03

エスキースが完成。でも、彩色の過程で変更を加えていくことになるだろう。幼体のプシッタコサウルスの位置などは、まだ決定ではない。もう少し動きを持たせていきたい。
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中生代哺乳類の中では、レペノマムスは破格の大きさである。中生代の哺乳類たちが、恐竜の影に隠れて小さくなって生きていたなどということは決してなかった。生態系に圧倒的な勝者は存在しない。そんなことになったら、生態系は破壊されてしまう。しかし、人間は例外的にそんな存在なのかもしれない。
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生体のプシッタコサウルスの頭部。鋭い嘴と、頬の突起が特徴的である。大きさは1.8mほどと可愛いが、ペットにするのは厳しいだろう。怒らせるのはやめておこう。
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捕えた幼体を引きずりながら、退散しようとしている。歯も鋭く、顎にも強く大きい筋肉が付いている。全長は1mに達する、現代であってもかなり大きな哺乳類だろう。これもペットにするのはよそう。
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地面との接点は、絵画の中でも重要な点である。ここがきちんと描けていないと、どんないディテールを描き込んでも意味がない。もっとも気を使う部分の一つである。

昨日、久しぶりに友人から連絡があったのだけど、手術を受けなくてはならないらしい。治療すればきちんと治るということなのだけど、しばらく心が落ち着かなかった。描くペースが鈍ってしまった。身体と精神に大きく依存する表現活動においては、些細な心のざわめき大きな影響を与えてしまう。ある程度、コントロールは出来るのだけど、制作に集中していて自分が開いているときほど、ちょっとしたことでもダメージが大きい。
友人には病気を乗り切って、早く元気になってもらいたい。ただ治療が成功することを、祈るばかりである。

SVPでも会っていた復元造型作家のTylerからメールが来た。ネット上で見ることが出来る、復元模型の制作プロセスのURLを送ってくれたのである。それがこちらTiktaalikという、極めて両生類に近い魚類の復元模型の制作過程である。今年、Nature誌に掲載されて、見たことがある人も多いのではないだろうか。いい仕事してます。実物の模型は、SVPのオープニングレセプションで見ることが出来たが、素晴らしい出来映えであった。

今週はさらにペースを上げつつも、他にも描かなくてはいけないものがあるのである。厳しい。
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投稿者 corvo : 23:29

2006年11月 5日

Psittacosaurus scene 02

今日はプシッタコサウルスのエスキースを制作。
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昨日までの資料を片付けて、プシッタコサウルスと中生代哺乳類の資料を広げていく。
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前回の構図から、少し変更を加えている。まるで哺乳類レペノマムスが主役のような扱いになってきた。本来はプシッタコサウルスのための復元画であるが、子供を獲られた危機感をより表現するために、このような構図にしてみた。
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プシッタコサウルスの幼体を捕えて、この場をすぐに立ち去ろうとしているレペノマムス。
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威嚇するプシッタコサウルス。朝もやの中、木漏れ日の中で展開する一瞬の出来事。
明日にはこのエスキースを完成する予定。アルシュは表面が強靭な紙なので、ついつい消しゴムを多く入れてしまうが、これはあまり良い傾向ではない。まだイメージが明確にできていない証拠だ。
見たこともない生物がいる世界を、見てきたように描くには、データの構築と想像力が不可欠である。どこまで行っても正解のない、確認することができない世界。
けっこうストレスの多い仕事なのである。
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投稿者 corvo : 22:27

Saichania scene 03

サイカニアのエスキースが完成。料理番組のプロセスのような展開だが、制作にはそれなりの時間がかかっているのである。
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シダに覆われた森に流れる一筋の小川。その岸を歩いていた大人のサイカニアに、まだ若いタルボサウルスが近づいていくシーン。捕食しようというよりも、興味にかられて近づいてしまった感じだろうか。ラル大尉に「うかつな奴」と叱責されてしまいそうな行動である。興奮したサイカニアの尾の一撃を食らったら、軽い怪我ではすまないだろう。
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サイカニアの頭部。頭頂部の装甲のような凸凹と、大きく張り出した角が特徴的である。嘴も大きくシャベルのような形態をしているが、歯は非常に貧弱である。何を主食にしていたのかは、はっきりと分かっていない。大きく膨らんだ腹部の特徴から、長大な消化管を体内に収めていたことは間違いないだろう。
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若いタルボサウルスの頭部。威嚇するわけでもなく、すこし口を開けてサイカニアの動きを窺っている。歯は外からはほとんど見えない。
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背中から脇腹にかけて並ぶ、美しい装甲。ひとつひとつを見ても、単純な形ではなく、うねるようなデザインである。まさに北斎の波のようだ。
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今日使った鉛筆たち。寝る前に、全て削っておかなくては。鉛筆削りは使わずに、全て手で削ります。
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投稿者 corvo : 01:45

2006年11月 4日

Saichania scene 02

パキケファロサウルスに続いてエスキースを制作したのはサイカニア。これも構図が似ていて、上空から俯瞰した視点になっている。以前の制作過程はこちらである。
最も好きな恐竜のひとつなので、おのずと力が入る。サイカニアの語源になったのは、モンゴル語で「美しい」を意味する言葉「サイハン(発音はちょっと違うかも)」から。バルズボルド博士はサイカニアの波打つ装甲の形を見て、葛飾北斎の波のようだと表現していた。
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制作中のイーゼルの周り。
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模型も大活躍。複雑な構造を持つ生物の場合、立体の模型があるととても役に立つ。ポーズが自由にならないのが難点ではあるが、そこは脳内でイメージを組み立てていく。
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昨日の夜の段階で、おおよそこれぐらいまでは進んでいた。まだまだ途中である。
どうしても思い入れが強いためか、描写に力がはいってしまい、かえって固い印象の描き込みになってしまっている。もっと生物のもつ軟らかさを表現したい。
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投稿者 corvo : 23:29

Pachycephalosaurus scene 04

昨日のエントリーの復元について、パキケファロサウルスの胴体が、あまりに太すぎるのではないかという指摘があった。
ある骨格復元図を参考にしていたのだけど、腹部が極端に広がる復元になっている。恐竜の基本形態として、狭い肩幅と広がる腹部という特徴があると考えているので、僕としては自然な復元ではないかと思っている。
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この骨格図は、「The Evolution and Extinction of the Dinosaurs」 から転載したもので、図版の制作はジョン・シビックである。
パキケファロサウルス類の特異な点は、膨らんだ腹部以上に、骨盤の後ろの幅広さではないだろうか、仙椎の直後にある尾椎の横突起が極端に長くなっている。
真上から見ると、非常に特徴的なデザインの生物である。
研究者も論文もあまり多くないグループであるが、新たな発見や研究が進んでほしい恐竜の一つである。
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制作に集中していて、更新が遅れがちです。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:16

2006年11月 3日

Pachycephalosaurus scene 03

昨日に引き続き、パキケファロサウルスの制作。背景を少し描き加えて、ディテールを描き込んだ。
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エスキースが完成。この画面を別の紙に転写した後、カラーインクとアクリルで彩色していく。
こういった作業は時間も手間もかかるのだが、やるのとやらないのでは仕上がりと行程の進み具合に大きな違いが出る。
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頭部のディテール。
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体重のかかり方を地面の描写と合わせて表現していく。色をつけることで、もっとはっきりとしてくるだろう。
見開きのページに掲載される予定なので、文字の入り方もある程度考慮して構図を組み立てている。
さて、次はサイカニアを描いてみよう。
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投稿者 corvo : 19:10

2006年11月 2日

Pachycephalosaurus scene 02

もう11月、そろそろ本格的に図鑑の制作をを進めなくてはいけない。今日の午後、編集者と打ち合わせ。毎回、仕事場まで足を運んでくださるので助かる。半分ぐらい仕事とは関係のない話になったりするのだけど、かなり充実した内容の本になりそうな予感。描いていて楽しみである。
パキケファロサウルスの続き。
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Pachycephalosaurus scene 01のエスキースを元に、最終的な仕上がりサイズと同じ大きさのエスキースを描く。水張りしたアルシュに鉛筆(HB、F、B)。大きさは38x56cm。
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資料を広げる。いまだにグレゴリー・ポールの骨格図は、貴重な資料の一つである。まったく使えない骨格図もあるのだけど、このホマロケファレの図版は参考になる。
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おおよそ出来上がったエスキース。これを転写して彩色するので、構図をほぼ完成させておく必要がある。明日は背景の植物を描き込み、光の方向、影の形をもう一度整理し直す予定である。さらに、後1点エスキースを完成させていきたい。1日1枚のペースでエスキースを仕上げていくのが、理想的なペースである。
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投稿者 corvo : 23:59

2006年11月 1日

帰ってきました

朝8時起床。ホテルの朝食は1000円と高いので、近くの喫茶店にモーニングセットを食べにいく。
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ホテルの周りの景色。すこし歩けば琵琶湖なのだけど、時間がなかったので見ずじまい。

今日は朝から井上さんと待ち合わせて、滋賀観光の日。
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待ち合わせ場所は山科駅のホーム。10時20分ぐらいに着いたのだけど、すでに井上さんは来ていてすぐに合流し、湖西線で堅田まで移動することに。ここからタクシーを使い、棚田が広がる田園風景を案内してもらった。
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ここは井上さんがスケッチに良く来る場所だということで、色々な見所を見せてもらうことが出来た。今は稲を刈った後なので田んぼには土しか残っていないが、5月の田植え前に水が張られた時期は、銀盤の様に美しい景色が広がるということである。今の状態でも十分に魅力ある景色ではあるが、水の張られた棚田の景色はそれは素晴らしいものだろう。近くに民家がなく、棚田だけが存在しているのも魅力の一つである。
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やはり5月頃に、もう一度訪れてみたい。

再びタクシーに乗り、阪本へ移動。ここは明智光秀の居城があったところで、近くには比叡山もある。
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といっても、近くを観光することなく、井上さんお勧めの蕎麦屋へ。老舗らしく、立派な店構え。庭も良く手入れされていて風情がある。鴨南蛮蕎麦を食べたのだけど、大変美味く満足のいく昼食だった。昨日、今日と井上さんにはごちそうしていただくばかりで、ただただ恐縮。ごちそうさまでした。
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阪本からは、電車で京都まで移動。午後3時前にはのぞみに乗り、一路東京へ。夕方に一件打ち合わせを済ませて、夜8時過ぎに帰宅。1泊2日とは思えない、充実した出張でした。
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投稿者 corvo : 23:28