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2006年9月26日

美術教育の犠牲者

インターネットという空間ではポジティブであってもネガティブであっても、自分が思いもよらなかったり考えもしなかった意見を目にすることが時々ある。僕にとって非常に興味深いことや、胸元を掻き回されるような、色々なことがないまぜになって無造作に公開されている。
今日、以前から美術教育関連でお世話になっている山崎先生の管理する掲示板になかなかショッキングな書き込みがあった。僕も書き込んでおり、ディテールについては掲示板を読んでもらったほうがよいので、ここでは細々したことは省きます。

何故、このことを取り上げたかというと、自分自身が「美術教育の犠牲者」であると思っている方は、どれぐらいいるのだろうかということを知りたいからです。僕自身、美術教育の端っこのほうで関わっている者として、非常に興味深いです。
僕は美術教育によって救われたという思いが強いです。地方の進学高校に進みましたが、数学に力を入れていた母校では完全に落ちこぼれました。普通大学への進学からドロップアウトした僕は、教師から見ればお荷物でしかない、そんな存在だったと思います。特に数学のできない人間は肩身の狭い思いをしていました。そんなこともあって、数学への興味を失い、努力もしなかったので、出来るようになるわけがなかったのです。
でも、今では自分の勉強が足らなかったことを後悔し、分からないなりに数学への興味を持っています。
そんな僕にとって「自分は美術教育の犠牲者だ」と言い切れる人物がどんなことを考えているのか、興味があるのです。
しかもこの方は、自分の子供にも絵は描くなと教えているらしいです。自分と同じ苦しみを味わせたくないという理由からだということです。
このblogには、お子さんを持つ親御さんも多数来ていただいていると思います。
気軽にご意見をコメントしていただければと思います。
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投稿者 corvo : 2006年9月26日 03:40