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2006年9月 9日

漢字が読めない?

ちょっとアルゼンチンの話題から離れて。
夜、テレビを見ていると「ブロードキャスター」で、若者の漢字離れを話題にしていた。僕自身、お世辞にも漢字に強いとはいえないし、書き取りに関してはまったくいばれたものではない。このblogを書く時もしょっちゅう辞書を引いて確認している。
しかし、今の現状はどうしようもなく酷いらしい。今、非常勤講師をしている高校では、そんな印象をもったことはないので実感したことはないのだけど、報道されていた若者たちの読めなさ加減は、とにかくどうしようもなく酷かった。
これを「言葉は生き物」とか「言葉は変化していくもの」と放置しておくのには、大きな問題があるだろう。映画の字幕もルビをふったり、難しい言い回しを避けるなど、苦労が絶えないということである。
僕自身はわざわざ漢字が読めない人間に対して、分かるように書こうとは思わない。文章をシンプルに、分かりやすくということは心がけているが、そこまでして伝えるべき部分の精度を下げるつもりはない。
これだけ漢字が読めなかったり、読解力がない人間が増えると、権力者にとってはますます管理しやすくなるだろう。
身近にそんなに漢字が読めない人間がいないので実感できないのだけど、テレビで報道していたほど酷いのだろうか。ちゃんと読める若者も出してほしかったなあ。(読めない中年男性も出ていたけど)
「牛耳る」「養蚕」「徹頭徹尾」などが、全然読めていませんでした。読めないということは、意味すらも分かっていないのだろう。
ちょっと気になったので、書いてみました。
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投稿者 corvo : 2006年9月 9日 22:49