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2006年9月 8日

画材と発掘道具

今日は朝から、非常勤講師の仕事だった。
多少、時差ぼけもとれてきたが、午後からの時間帯が一番つらい。特に夕方は眠い。
アルゼンチンでの写真は手元にあるのだけど、スケッチブックを撮影のために現地へ置いてきているので、描いたスケッチをスキャニングすることができない。僕のところへ戻ってくるのは、予定では9月中旬頃である。本格的なアップはそれぐらいからと考えているので、もうしばらくお待ちください。
そこで、帰国した後でどうかと思ったのだけど、持っていっていた画材と発掘道具を紹介しておこうと思う。
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通常、フィールドへ出る時は、常にディバッグと画材、発掘道具を持ち歩いていた。スケッチブックはディバッグにぎりぎり入るサイズ。トータルでおよそ8kgぐらいになっていたと思う。一眼レフデジタルカメラ、望遠ズームレンズ、コンパクトデジカメ。さらに、1ℓ以上の飲料水とランチを常に持ち歩いていた。これだけの装備で、1日10kmから20kmほど荒れ地を歩き回る日々。毎日、肉が中心の食事だったので、筋力トレーニングにはなったのかもしれない。
とにかく乾燥していて、身体が乾くので頻繁に水分を補給する必要がある。喉が渇いていないと思っても飲んでいないと、爪が割れやすくなったり、唇ががさがさになったりと、すぐに悪影響がでてくる。
昼間の日差しは強烈で、日焼け止めクリームをしっかり塗らないと酷いことになってしまう。塗っていたおかげで皮は剥けることがなかったが、かなりいい色に焼けて帰ってきた。そんな中、帽子なしで活動するのは自殺行為だろう。

画材は必要ないと思う物でも、ついつい多めに持っていってしまう。現地で後悔しても、取り返しがつかないからだ。振り返ってみると、まったく使わなかった画材もあるが、手元にあることが大切なのである。
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透明水彩絵の具、ステッドラーの鉛筆B、HB、Fを1ダースずつ、練り消しゴム、セピアインク、ブラックインク、付けペン、筆各種等々。発掘道具よりもはるかに重かった。
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僕は発掘はプロではないのだけど、ある程度対応出来るだけの道具は揃えている。ピックハンマー、ルーペ、千枚通し、スコップ、刷毛、軍手等々。おいおい書いていくが、スコップとピックハンマーは、毎朝の用足しにも活躍してくれた。
いま、アルゼンチンは冬なので朝晩が冷え込む。特に砂漠のようなイシガラストでは、昼間と夜間の寒暖の差が大きい。日中、太陽が出て暑い日は30度以上になるし、夜一番冷え込んだときは、朝水が凍っていたので0度まで下がったのだろう。朝、フィールドに出る時は冬支度、昼から夕方にかけては夏の格好になるので、荷物と一緒に脱いだ上着を持ち歩かなくてはならず、それなりの負担になっていた。
それでも、カメラマンや音声さんの機材装備に比べたら、大したものではないだろう。

次回はフィールドであるイシガラストへ入るまでの行程を書いていこうと思う。
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投稿者 corvo : 2006年9月 8日 23:11