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2006年9月15日

Argentina紀行08 2006年8月19日

博物館を出た後、キャンプ地へ向かう。
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ピックアップトラックの荷台に乗って、キャンプ地への道を行く。州立公園内は未舗装で、かなり路面が悪い。この日は日射しが強くかなり暑い。走り出すと風邪が心地よいのだけど、路面からの振動に閉口する。痛めている腰が悪くならないか不安になる。ここは世界遺産。バッドランドでありながら、美しい表情を見せている。
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眼下に広がる三畳紀の地層。ここに脊椎動物の化石がごろごろしている(不思議と貝の化石や、植物の化石が見つからないか、とても少ない)。
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正面に見える赤い崖がロス・コロラドス。これから毎日眺めることになる。フィールドのどこからも見えるので、方向が分からなくなった時の目印になる。

博物館のあった州立公園の入り口からキャンプ地までは20分ほどの道のりである。撮影をしながらだったので、もっと遠く感じた。キャンプ地につくと、アルゼンチンチームに挨拶をして、その後各自テントを設営。テントをたてるのは、小学生以来。砂が細かく、まるで砂浜でキャンプしているよう。当然だが海もなければ、水も近くにない。しかし、潮の香りがないのが不思議なぐらい、ビーチのような地表である。
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これが僕が2週間寝泊まりすることになるテント。一人用の小さなもの。立って半畳、寝て一畳というが、中で立ち上がれないのが窮屈である。リモワのスーツケースが、このロケーションにアンバランス。
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夕食は、皆で日を囲んで食べる。日没後は急速に気温が下がる。冬の格好をしていないと寒い。食事を始めるのは、大体9時30分ぐらいから。それまで日を囲んでワインを飲みながら談笑する(でも、スペイン語はさっぱりです)。毎日、凝った料理を食べることが出来たのだけど、いつも7時過ぎには料理を作り始めている。アルゼンチンでは、男が料理することが一般的らしい。持ち回りで発掘スタッフたちが作ってくれた。見ていると手慣れたものである。
この日は僕たちの歓迎会も兼ねており、メニューはチキンのリゾット。これが美味い。
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たき火にかけられたやかん。

星空が美しかった。写真はうまく撮影することができなかったのだけど、天の川が雲のように見える。南十字星もばっちり見えました。特に新月の時期だったので、まさに満天の星空。
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投稿者 corvo : 2006年9月15日 22:51