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2006年8月 8日

第8回荘川化石フォーラム 8月6日

化石フォーラム二日目。二日酔いにもならず、気持ちのよい朝を迎える。でも、ちょっと寝不足。
この日は午前9時に荘川支所(旧荘川村役場)駐車場に集まって、化石教室へ参加。そこからさらに車で移動。昨日の講演会より、はるかに参加者が多い。化石採集はどこでも人気イベントである。
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日本の化石採集地は険しい山の中にあることが多い。薮もあったり、虫が多かったり、けっして楽をして見つけることはできない。始める前に前日の講演会に参加していた熊本大学の小松君から、くわしいレクチャーを受ける。皆、真剣に耳をかたむけている。化石にはそれぞれの産地にそれぞれの特徴があるので、「郷に入っては郷に従え」である。
今回、イベントとしての化石採集であるので、山の持ち主には事前に許可をとって入っている。例え個人であっても、事前の許可は必要なのは注意すべき点である。地権者に無許可で入ったら不法侵入です。
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ここは海の地層なので、貝やアンモナイトなどの軟体動物、海ユリの化石が見つかる。地面がすぐに岩になっているのだけど、層になっていて堆積環境であったことがよくわかる。岩と言ってもハンマーですぐに割ることができる硬さだ。転がっている石をよく観察するだけでも、貝の化石を見つけることができる。
ハンマーやタガネ、時にはバールを使って岩を崩し大物を狙う。化石採集は重労働である。炎天下の中の作業で、かなり消耗する。
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そんな中、子供たちは元気いっぱい楽しそう。化石を見つける喜びにあふれている。化石採集には観察力と想像力が重要だ。ほんの少し顔を出しただけの化石の一部を発見し、その化石がどんな状態で埋まっているかを想像することができなくてはいけない。そうでないと、せっかくの化石を砕いて壊してしまう。岩の割り方にも工夫が必要で、常に先を見通しながらの作業が要求される。パズルを解くような感覚だろうか。
何事にも基本は大切。基本を無視しては、決して化石を見つけることはできない。観察と想像と知識の蓄積。さらに体力。絵を描くのも全く同じだと実感する。
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中生代を思わせる針葉樹。強烈な日差しに、すっかり日焼けしました。

帰りの運転は、途中仮眠をとりながら休み休み。休憩中のサービスエリアで、サイトへのアクセス不能を携帯への電話で知る。酷い渋滞にはまりながらも無事に帰宅。結局、帰りは10時間ほどかかってしまった。
とても充実した二日間でした。
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投稿者 corvo : 2006年8月 8日 08:49