« 忘れてた | メイン | 小学校で課外授業3 »
2006年7月 4日
Tarbosaurus hunting 01
前回、ポスターのためにタルボサウルスを描いたのだけど、限られた時間の中での制作だったので、満足できる出来とはいかない部分もあった。やはりアジアに生きる人間として、アジアの古生物を描いていくことは自然なことだと思っている。ティラノサウルスは北米のものであるし、どこかお客さんのような意識がついてまわるのである。
これまで僕は、大型のティラノサウルス類は腐肉や死体を漁る動物であると考えていて、拙著「ティラノサウルス」の中でもスカベンジャーの特徴を強く押し出している。しかし、今回は彼らが群れで行動し、身体の軽い亜成体の個体が獲物を追い込み、十分に成熟した個体がとどめを刺すというシーンを想定してみた。
A3サイズの紙に鉛筆。この構図を見てすぐに気がつく人も多いと思うが、John Gurche の「スー」へのオマージュである。ちょっと成体の足が短すぎるか。大きく入りすぎて広がりにもかけるので、構図はもっと動かしていくつもりである。
締め切りはないので、時間をかけてじっくり描いてみようと思う。
なかなか順位は安定しませんが、応援よろしくお願いします。
投稿者 corvo : 2006年7月 4日 23:36