« 見本が届きました | メイン | 「学研わくわく観察図鑑 恐竜」 »
2006年6月26日
イラストレーションの仕事
風邪をひいてしまった。先週の金曜日から喉が痛かったのだけど、週末を挟んでしまったので、今日の午前中にようやく病院で診察をしてもらい薬をもらってくることができた。この時期に風邪をひくことは珍しいのだけど、ここのところ締め切りがきつかったので、一気に疲れから風邪をひいてしまったのかもしれない。
昨日は、ネットを通じて知り合ったイラストレーターの柏崎さんが、僕の家に遊びにきてくれた。彼は僕よりもずっと年上のベテランイラストレーターで、リアルイラストレーションを得意とする。そんな彼が、僕のblog見つけてくれて、復元画の仕事に興味を持ってくれたのが出会ったきっかけである。
このblogのひとつの目的として、より多くの人に復元画に興味を持ってもらうこと。また、復元画を始めてみたい人たちのマニュアルになればと思っていたので、僕としてはとても嬉しい出来事であった。
イラストレーターの先輩として、柏崎さんからいろいろなことを教えていただいたのだけど、現在、イラストレーションの仕事はどんどん減っていく傾向にあるということである。また、20年前と比べてもギャラが上がっていない印象があるということだった。僕はとても景気の悪い時に社会人になったので、良かった時を知らないのが幸いしているのかもしれない。いつも「安いな」と思いながらも、こんなものだと自分を納得させながら仕事をすることができる。
彼は、今イラストレーターを育てる立場にもあるのだけど、絵を描かない学生が多いことを嘆いていた。最近はゲームソフト会社への就職希望者が多いらしいのだけど、ゲームが好きでその方面に進みたいと思う学生がほとんどで、絵を描くことは二の次になってしまっているのだという。逆に、ゲームもほとんどしたこともなく自宅にパソコンもないが、ただひたすら絵を描くことが好きだった学生が、就職できたという話をしてくれた。その企業では絵を描くことを教えることはできないが、パソコンの使い方を教えることは出来る。だから、絵を描くことが大好きな人間が望まれるということだった。
僕にとっても、非常に勉強になることが多かった。
最近、買った本に「イラストレーションの教科書」がある。この本では、イラストレーションの描き方が書かれているわけではなく、イラストレーションを仕事としていくにはどうすればよいか?ということが具体的に書かれている。
0.イラストレーターを目指す人へ
1.アイデア伝達法
2.画材と表現
3.ジャンルの研究
4.売り込み術
5.ビジネスガイド
イラストレーションや絵を描く人には、是非手にとってもらいたい一冊である。
体調の影響で、更新は少し滞ってしまいました。応援よろしくお願いします。
投稿者 corvo : 2006年6月26日 16:55