2006年6月15日
中国出張3
午前中もそろそろ終わりという頃に、ようやく前日の修正点を直したものが出来上がってきた。まだ途中なのでディテールまでは詰められていないが、昨日の状態より格段によくなっている。
口で説明したり、図で描いたことが伝わりにくいときは、自分でも手をいれていく。造形スタッフと一緒に並んで作業しているところ。たまに粘土をさわると楽しい。普段は立体を作ることはないが、空間や立体感を描くことを大切にしているので、スムーズに制作することができる。
原型のまわりに資料が散乱している。どんな資料や指示書を作成するかが、毎回難しく試行錯誤の連続である。友人の造形師と話をするように、「あの博物館の骨格の感じで」とか、「最近出た本の、あのイラストかっこいいよね」とか、そんな感じの説明をすることはできない。
おおよそ修正が終わった状態。格段によくなってきた。こういったモデルは、科学的な正確さとドラマティックでエンターテインメントな部分をあわせもっていなくてはいけない。
別び角度から。二頭のアロサウルスに教われるディプロドクスの亜成体。
これからブラキオサウルススケルトンの修正です。
投稿者 corvo : 2006年6月15日 15:17