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2006年5月29日
来年の予定
先週の金曜日、非常勤講師を終えた後、車検から上がってきた車を取りに行き、自宅へ帰る途中に懇意にしてもらっている画廊へ立ち寄ってきた。過去にも一度、個展を開いているギャラリー間瀬である。時間があると時々、顔を見せてオーナーと四方山話をしてくるのだけど、静かな語り口にいつも心が和む。僕の仕事の中心は、ここ数年は古生物の復元画の制作で、展覧会を開くときも、復元画による個展ばかりであった。
僕はもともと復元画や恐竜に興味があったわけではなく、contemporary作品を制作することが中心であった。もちろん、作品がどんどん売れるわけではなく、フリーターをやりながら難しい時期を何年か過ごしていたのだけど、偶然「恐竜」に出会ったことから絵を生業にすることが可能になった。
しかし、今でもcontemporary作品は僕にとって重要な位置を占めている。だからといって、復元画をやめてしまいたいということではなく、どちらのジャンルも切っても切れない関係になっている。両方の制作をやっていないと、自分の中でバランスをとることが出来ない。今のように復元画を制作する時間が長く続くと、僕の中でバランスが取ることが出来なくなっていく。
また、僕の復元画以外の作品の発表を、心待ちにしてくれている人もいる。そこで来年、「個展をお願いできませんか」とオーナ−に話をしたのである。「いいよ」。即答であった。とても嬉しそうに「いいよ」と言われた一言が、僕はとても嬉しかった。
来年、おそらく個展を開くことになると思います。ちょっと先のことですが、記憶の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。まだ、正式に決まったわけではないですが、新作を制作していきます。
順位へのこだわりがなくなってきました。応援よろしくお願いします。
投稿者 corvo : 2006年5月29日 01:50