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2006年4月11日
科博取材→インフォーマルセミナー→飲み会
10日、月曜日は午後から科博で撮影取材。今やっている出版社の仕事のためで、カメラマンが撮影に入るということだったので、便乗して閉館中の展示室に入れてもらうことになった。この日のために、急いでデジタル一眼レフを買ったようなもので、大いに活躍してくれた。
これまでは、コンパクトデジカメの広角側をよく利用していたのだけど、どうしても標本に近づけない場合が多いため、ディテールまできっちり撮ることができなかった。今回は望遠ズームも持っていったので、今まで気づかなかった細部まで、観察することができた。望遠レンズはあまり好きではなかったのだけど、こういった場合は本当に威力を発揮する。
E-330 ZUIKO DIGITAL 35mm f3.5 MACRO
パキケファロサウルスの横顔。望遠レンズは被写界深度が浅いため、写したい対象だけをきれいに表出してくれる。(これは中望遠レンズです)
E-330 ZUIKO DIGITAL 40mm-150mm f3.5-4.5
ティラノサウルスは全身組み立て骨格なので、口の位置ははるか頭上である。こんなときにも望遠レンズがあると、間近に観察することができる。楽しい。もっと早くに買うべきだった。
写真やカメラのことをカメラマンの方と、色々話をすることができて楽しかった。デジカメでの撮影だったのだけど、以前に比べて大変になっているということである。フィルムであれば撮影が終わったあと、現像ラボに出して出来るまでの2時間ぐらいはぼおっとできたらしいのだけど、デジタルの場合は全てを自分のところで処理をするので非常に忙しい。大量に撮影した場合、パソコンに取り込むのにも結構な時間がかかるし、RAWで撮影するとデジタル現像処理の行程が増える。ファイルサイズが大きいと、いくらパソコンが高速になっているとはいえ、画像を表示するのにも時間がかかる。
ポジフィルムであれば、ライトボックスの上に並べていけば、素早くルーペでチェックできたのが、パソコンだと一枚一枚大きく表示するのに待たされるし、並べて細部まで見比べることが難しい。撮影後すぐに仕上がりをチェックできるメリットはあるのだけど、プロであるカメラマンにしてみれば、フィルムであっても出来上がりのイメージは撮影中にできているので、それほど大きなことではないということだった。クライアントが、その場でチェックできることに、一番大きな意味があるのだろう。
そうであるなら、フィルム撮影のときよりも、ギャラや経費は高くなるのが自然ではないだろうか。いまや、カメラマンがやらなくてはいけない作業は、膨大に増えているのである。
夕方から、科博分館に移動して、インフォーマルセミナーに出席。僕の英語力は大変お粗末なものだが、それにしてもさっぱり分からない話だった。最大の原因は八割方、睡魔に屈服していたということなのだけど、スライドショーの図が小さく、原稿読みに終始していたため発表全体に抑揚がなく、とにかく聞いているのがつらかった(正確にはほとんど聞いていなかったのだが)。英語の抜群にできる、他の参加者にも聞いたところ、かなりの時間寝てしまったということだった。
やはり、人前で話すときは、原稿を読んではいけない。必要なら暗記して、参加者の顔を見ながら話すべきだろう。そうでないと、どんな言葉も届くことはない。
その語、友人たちと大久保の沖縄料理屋で会食。美味かった。
E-330 ZUIKO DIGITAL 35mm f3.5 MACRO
おなじみの豚足。最後は沖縄そばでしめてお開きとなりました。
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投稿者 corvo : 2006年4月11日 23:13