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2006年3月 8日

Triceratops skeleton & living body 03

今朝、メールをチェックすると、藤原君からメールが届いている。
今日も全面的に描き直し。今度は貴重な情報とともに、スケッチを添付してくれている。彼は絵を描いたり、粘土で造型することが趣味なのだけど、これがなかなかうまい。情報が良く整理されており、さらに理解が進む。特に、機能形態や化石を扱う研究者には、優れた観察力が不可欠であると思う。僕のまわりでも、絵が得意だったり、好きな研究者が多い。
記憶が不確かなのだけど、バージェス動物群の研究者として知られるサイモン・コンウェイ・モリスが、著書の中で古生物学者にはデッサン力が必須であるということを書いていたと思う。恐竜研究のビッグネームの一人であるポール・セレノも、もともとは美術を専攻していたらしい。

トリケラトプスという生物のコンセプトを、ようやくつかめてきたかもしれない。
朝から、メールと送ってくれた図版を参考に、スケッチを何度も繰り返す。
blog06030801.jpg
一番手前のものが、今描いているもので、だいぶ形になってきた。
blog06030802.jpg
良い感じ。感覚的な表現なのだけど、「しっくりくる」というのは、復元において重要だと思っている。昨日までのものは、どうにも生物らしさにかけるかもしれない。
頭では立体を理解していても、平面に描くというのは、とても難しい作業である。僕自身、自分のイメージしたものを、まだ100%描けるわけではない。このずれを埋めるために、もっと上手くなりたいと思うのである。
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投稿者 corvo : 2006年3月 8日 14:11