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2006年1月23日
ミヒャエル・ゾーヴァの世界展
先週土曜日の雪で、風邪気味だったものが、本格的な風邪になってしまった模様。つらいです。
そんな体調ながら、土曜日は午後から六本木まで。SCBWI主催のランチに参加するため。12人ほどの集まりで、和やかな雰囲気のランチでした。
友人の絵本作家数名と、日本で外国人向けの図書館に勤める人たちが参加。SCBWIは子供向けの本のための組織なので、図書館でも日本の絵本に関する関心は非常に高いようである。一番、問題になっているのは、翻訳されている書籍が少ないこと。日本の出版社には、在日外国人のための翻訳本も出してほしいというこだった。
また、翻訳されたものでも、対象年齢にあわせた翻訳になっていないことが多く、アンバランスなことが多々あるらしい。これは、お互いにそういったケースがあるそうだ。
「ティラノサウルス」を通訳してもらいながら、プレゼンしたのだけど、恐竜は子供たちに人気があり、常に本は不足しているので、是非、翻訳本を出してほしいということだった。決して多くないとはいえ、確実に需要が見込める部分ではないだろうか。そのまま輸出することも出来るだろうし。
ランチの後、友人に誘われて銀座(松屋銀座8階大催場)で開催中の「ミヒャエル・ゾーヴァの世界展」を見に行く。全然、その名前を知らなかったのだけど、映画「アメリ」で彼女の部屋にかかっていた絵や、電気スタンドを制作した作家だった。大きな画面のものもあったが、多くは小品であった。精緻なタッチで、正確なデッサンで描かれた空間と、創造されたキャラクター-時にはサルモネラ菌まで!が、静謐な画面に、それでいて活き活きと描かれている。
全ての絵から、そこはかとないおかしさがこみ上げてくる。友人と画面を指さして笑いながら楽しんだ。なのに、会場は驚くほど静か。もっと笑いながら、お喋りしながら楽しんでもいいのに。
1月18日から23日までという短い会期。もう、今日までですね。
もっと大々的に、大きな会場でやるべきだと思うのだけど。充分、集客できるはず。
土曜日もかなりの混雑だった。
家に帰ってから、駐車場の雪かき。これをやっておかないと、日曜日に車を出すことが出来ない。いい汗かきました。
投稿者 corvo : 2006年1月23日 11:42