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2006年1月 4日
mammuthus process 01
今日はまた一段と寒い。年末年始と数日家を空けていたため、家の中が冷えてしまっていた。全体が暖まるまでに、もう少し時間がかかりそうだ。
昼過ぎに出かけた本屋で見つけた「1万8000年の時を経て甦るマンモス―最先端医用技術が太古の巨獣にせまる」が面白い。いまさらながら、ユカギルマンモスに興味がわいてきた。古生物を描く仕事をしていると、1万8千年前というのは、すごく最近のような気がしてならない。もちろん有史以前なわけで、人間にとっては途方もない昔の話である。
これまでマンモスの復元画をきちんと描いたことがなかったので、これを機会に挑戦してみようと思う。まずはユカギルマンモスの頭部を復元してみたい。この標本はCTスキャンを使って、詳細なデータが作られており、内部構造まで分かる図版がこの本に掲載されている。
骨格だけでなく、筋肉や皮膚などの軟組織まで保存された標本は、復元のヒントをたくさん提供してくれる。また、現在も仲間であるゾウが生きているため、恐竜などを復元するよりは精度が高い物になると思う。しかし、人間が見慣れている現生の動物がモデルになるため、より厳しい目で見られることも覚悟しなくてはいけない。
簡単にラフスケッチだけ描いてみた。次は鉛筆で詳細なデッサンをする予定である。
A4のコピー用紙に、水性ボールペンでスケッチ。いつも最初は、こんなラフな感じでスタートする。
投稿者 corvo : 2006年1月 4日 23:06