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2005年9月25日
見られて描く
前回、博物館の展示場でスケッチをする話を書いたのだけど、「見られて描く」ということにいくつかコメントをいただいた。
もちろん、いつも人にみられながら描いているわけではない。
描いた絵は必然的にものとして残っていく。ラフスケッチや、エスキースも捨ててしまわない限り手元に残る。ということは僕が死んでしまったときには有名無名に関わらず、誰か第三者の目に触れることになってしまう。そんなことまで考えて、いい加減なものは作れないなあと勝手に思いこんでいるのかもしれない。
ちょっと話がそれてしまったが、博物館の展示空間などの公共の場で描く場合は、みられて描くことを意識するのは当然の事と思う。また、見てもらって楽しんでほしいとも思う。
「うまいねえ」なんて一言かけてもらえたら、「そうでしょ!」とかいいながらノリノリで手も動く。
コメントにも少し書いたのだけど、今回は樽さんから解剖学的、生物的な間違いの指摘を受けたり議論をしたり、短い時間ではあったけど活気のある空間ができていたと思う。
そんなふうに投じた一石が、波紋を広げていくのが理想だと思ってはいるのだけど、なかなかそうはいかないのが現実である。
これからブラジルGP。日本の裏側なので地上波といえども生中継であるが、寝ることにする。
明日の午後は、芸大での集中講義。今日一日講義の準備のために忙殺された。実技が中心の講義なのだけど、どんなふうに造ってくれるか楽しみである。
投稿者 corvo : 2005年9月25日 23:57