2005年8月14日
板橋区立美術館
今日は板橋区立美術館へ「ボローニャ国際絵本原画展」を見に、車で妻とでかける。
午前中に出たというのにすでに暑い。車を屋根のない駐車場においているため、すでに車内は蒸し風呂状態である。
この美術館はじめてだったのだが、閑静な環境のなかにひっそりと佇んでいて、良い雰囲気である。
この展覧会はコンペで選ばれた入選作を展示するもので、今年は2570名の応募から85名だけが選ばれるという難関である。(初挑戦の今年は駄目でした)
海外のコンペの特長として、出品料が無料であることがあげられる。極東の国、日本からイタリアまで作品を送ることは、ある程度のコストを見ておかなくてはならないが、出品料が無料であることでより多くの応募が集まるだろう。
国内のコンペを見てみると、出品料をとるところが多い。それもかなり高額である。入選しなくても、参加料として高額の出品料を支払わなくてはいけない国内のコンペは、何かが狂っているとしか思えない。
当然、入選しない場合は図録すらも送ってもらえない。例としては、10000円払って、送料を負担して、ハガキ1枚で落選の知らせが来る。作品を受け取る送料も負担しなくてはならない。これで応募者が集まるだろうか。しかも、国内に閉じられたコンペばかりである。
今日、美術館のトイレで面白いものに出会った。
中国人現代作家牛波の作品で、デュシャンの作品「泉」のパロディである。
そう、実際に使用できる便器なのである。当然、使用してきた。この写真を掲載することが適当かどうか(著作権法上)迷うところだが、紹介したいと思う。問題があるということでしたら、お知らせください。すぐに削除します。
鏡を使って、「泉」と同じ角度にしたところ。
全景。
投稿者 corvo : 2005年8月14日 23:04