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2005年6月26日
頭骨
実はたまらなく骨がすきである。
恐竜の復元を始めたのも、最初に骨への興味と偏愛があったからだと思う。
かといってそれほど解剖学にも骨にも知識や経験があったわけではない。
しかし、復元画を描くようになってからその興味はどんどん大きくなっていっている。
この頭骨は先日の国際ミネラルフェア(新宿)で入手したオオカミのものである。
ただし、骨格にするための処理が甘く、まだけっこう軟組織が残っている。(実は乾いた脳髄も残っている)
格安商品だったため、下あごは片側だけである。上顎、下顎は同一個体のため、きちんと上下かみ合わせする。
軟組織を取り除くために、タンパク質分解酵素をもつ「ポリデント」を使用。
このあたりのノウハウは 「骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方」から勉強。(続刊に「骨の学校〈2〉沖縄放浪篇」「骨の学校 (3)」がある)
ポリデント溶液から取り出して、流水で洗いながら歯ブラシと竹串で丁寧に組織を取り除く。
まるで歯磨きしているよう。
投稿者 corvo : 2005年6月26日 23:07