2012年02月04日
イノシシの頭部を描く 2
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2日は解体と大学の会議があり、ほとんど描くことが出来なかった。

左側面から。紙に鉛筆。B1サイズ。


ディテール。

右側面から、1時間も描けなかった。紙に鉛筆、透明水彩。B1サイズ。


ディテール。
生きた動物を描くことは難しい。じっとしていることはないし、まして野生動物となると観察することも困難だ。毛筋の一本一本を描くなら剥製をモチーフにする方法があるが、その中身は別の物質に入れ替わっている。今回のイノシシの頭部が描けたことは、本当に貴重な経験である。正真正銘の筋肉、脂肪、毛皮、骨、歯、作り物は一切ない。ただ死んでいるだけ。
冬とはいえ、肉を新鮮に保つために、2日にわたって暖房を一切かけず、足下のヒーターだけで乗り切った。1日は久々に長時間、絵を描くことが出来た。予定を全て押しのけて描いたので、他の案件が圧縮されてしまった。なので結果的にきついことには変わりないのだが。
でも本当に気持ちの良い経験だった。成安造形大学イラストレーション領域小田研究室では、継続的にこういった機会をつくっていきたいな。
皆様、御協力のほどよろしくお願いいたします。
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2012年02月02日
イノシシの頭部を解体する 2
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取り出された眼球。思っていたよりも小振りだった。

ほとんど皮が剥き終わったところ。

下顎の裏側から舌をとり出す。ものすごく柔らかく、得も言われぬ感触。これは触ったものにしか分からないだろう。

切除された舌と気管の入り口。

上顎の口蓋に規則的なデコボコ模様が見える。

皮だけにしても、その巨大さがよく分かる。

大きな肉を切り分ける。

上顎と下顎を切り離す。力を入れて開きながら、徐々にメスを入れていく。

180度に開く。

完全に分離。

皮の裏にのこった皮下脂肪を丁寧に取り去っていく。

眼球の中からとり出した水晶体。新聞の文字が拡大されていることがよく分かる。

舌骨ともう片方の眼球。

皮はなめす準備のために塩漬けに。
取り出された骨は、なにわホネホネ団にお願いして、綺麗な骨格標本にしてもらうことになった。
日曜日に突然飛び込んできた連絡に、素早く対応してくださった、団長と団員には感謝である。十数名ではあるが、この解体の現場にいられた学生達は貴重な経験ができたのではないだろうか。
気持ち悪いという感想の学生もいたようだが、興味深くのぞき込む姿が印象的だった。この好奇心を常に持ち続けて欲しい。
すっかり、今週はイノシシ週間になってしまった。でも、とても楽しく有意義な一時でした。
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イノシシの頭部を解体する 1
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午後からイノシシの頭部を解体。目的は骨格標本と皮をとるため。僕一人では技術も経験もないので、なにわホネホネ団団長と団員2名に駆けつけてもらった。

学生達も興味津々。

まずは計測。イルカと同じ手法らしい。

この計測値があれば、後からデッサンを取り直す時も有効である。

道具を準備していよいよスタート。皮と皮下脂肪の間にメスをいれて、皮だけをはがしていく。

少しずつ丁寧に進めて行く。

ホネホネ団の面々、さすがに手だれである。着実に皮がむかれていく。

鼻先の繊細な部分は団長が担当。

途中から、僕も参戦。実は全く初めての経験。最初は随分皮下脂肪を残して皮をむいてしまった。

ようやく作業に慣れてきた頃。
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2012年02月01日
イノシシの頭部を描く 1
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今回の最大の目的は頭骨標本をとることだが、皮と肉のついた状態でのスケッチをすることも重要な目的の一つである。
剥製は中身全て入れ替えてしまうので、極端に言ってしまえば天然の毛皮を使ったぬいぐるみのようなものである。出来の良いものは生き生きとした姿を見せるが、実在する生物とは似ても似つかないものも多い。
しかし、この頭部はそのままの肉がぎっしりと中に詰まっている。もちろん脂肪も眼球も。死んでしまっているとはいえ、真実の形態が目の前にあることに感動する。

先日の水責めから上げたばかりなので、まだしっとりと濡れている。かなりの重量があり、命の重さを感じる。

第二頚椎の後ろで綺麗に切断されていて、骨にも全く傷がついていなかった。

骨格と比較しながらスケッチ開始。この骨格標本はかなり痛みが激しい。そうとう粗っぽく解体されたもののようだ。

眼から始める。

次に鼻先へ向かって。


描きどころのひとつ。大きな犬歯も特徴。


こちらを常に見つめられているようだった。

この日はここまで。

なぜ左耳が切り離されているのか。山のしきたりとして、イノシシを捕獲したときに、耳を山に返さなくてはいけないということなのである。ただ、今回は僕が頭に皮がついたまま欲しいとリクエストしたので、一度山に供えた耳を取りに行って、尻尾を変わりに供えてきてくれたということ。とてもありがたいこと、感謝しなくては。
そんなところにも物語があって、素晴らしい経験をすることが出来た。
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2012年01月31日
イノシシの頭部が届く
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おじい様が猟師という在学生からの連絡で、日曜日に獲れたイノシシの頭を大学に送ってもらえることになった。日曜日の昼前、夕方までに解体を終わらせるので、どうするか返信を下さいという慌ただしさだったが、無事にクール宅急便で受け取ることが出来た。皮のついたままの頭部丸ごとというリクエストをこちらから出していたのだけど、綺麗で大型の個体の頭部が人体表現研究室にやってきた。おじい様にお礼の電話をして聞いたところ、体重150kgで最大級の個体だということだった。

届いた直後のイノシシの頭部。

その日のうちに氷水にまるごと浸けて、体表に付いているかもしれないダニを水責めに。
このまま次の日まで放置。
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2012年01月30日
ドローイングとは何か・第2回公募入選展
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*会期初日までこのエントリーがトップに来ます。


展覧会名:第2回公募「ドローイングとは何か」入選者展
会 期:2012年1月30日(月)~2月11日(土)
時 間:11:00~19:00(最終日17:00まで)
会 場:ギャルリー志門
主 催:「ドローイングとは何か」展開催実行委員会
授賞式:2012年1月30日(月)17:00~
レセプション:2012年1月30日(月)18:00~
初日の夕方からだけですが、会場に行く予定です。
前後に大学の業務があり、ゆっくりと関東に滞在できず申し訳ありません。
会場でたくさんの方とお話しできると嬉しいです。
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